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【中級編⑤】 文月流対子定石 『エネルギーの示唆』


※閲覧注意!オカルト含みます!

こんにちは、文月大獅です。
普段は単騎会という総勢100名を超える団体の会長を務めております。嘘です。

前回は準備編でしたね。
まだの方はこちらから↓

さて今回は対子エネルギーの高さを見極める方法について解説します。少し多いですが、ぜひ覚えて使いこなしてください。


【手牌に現れる示唆】

対子エネルギーは様々な示唆で測量します。まず手牌に現れる示唆から紹介しましょう。

・同じ色の6と8が両方対子
同じ色の68がそれぞれ対子になる局は対子エネルギーが高めです。
この場合、尖張進化論も含め、678の一盃口は相当できやすいと考えられます。逆に対子エネルギーが高くないと両方重ならないということなので、対子候補の選定にも利用可能です。

・第一ツモで対子完成
第一ツモで対子ができたら、その局の対子エネルギーは高いことが多いです。

・ドラ表示対子
ドラ表示牌が対子になったら、対子エネルギーが高い証拠です。

・第5ツモまでに暗刻完成
早い巡目で暗刻ができたら、対子エネルギーは基本低下しやすいです。
しかし、並び対子が手にある、もしくはその後のツモで完成した場合は逆に対子エネルギーが高い示唆となります。少し扱いにくい示唆です。


【特定の状況による変動(示唆)】

手牌に現れる示唆の他に、特定の状況下で対子エネルギーが変動するケースもチェックしておきましょう。

・東一局
東一局は対子エネルギーが高くなりやすい傾向があります。面子手と七対子で迷ったら、七対子へGOです。

・オーラス(条件付き)
「面子手が早そう」、「絶対に和了が欲しい」。この2つの条件を満たしているオーラスは対子エネルギーが高いです。条件にしっかりと当てはまれば、そのエネルギーはトップクラス。

・ラスヅモ
その局の自身最後のツモは、対子エネルギーが高いです。単騎の海底ツモは案外身近な存在です。

・他家の聴牌
他家の立直後は、対子エネルギーが大きく上昇します。
ただ、エネルギーがブレて暗刻になってしまうこともあるので、そういう時は大人しく撤退するのが吉です。

・自家の聴牌
自身が聴牌すると、対子エネルギーは低下してしまいます。リーヅモ七対子は険しい道のりです。


【示唆の無い局】

いくつかの示唆を紹介しましたが、残念ながらこれらのものが一切出現しない局もあります。むしろそっちの方が多いです。
示唆が無い要因として考えられるのは
・対子エネルギーがフラット
・ただの示唆無し

の2つです。

1つ目の「対子エネルギーがフラット」について。
対子エネルギーが高くも低くもない時は、当然示唆なんて現れません。七対子を狙うかどうかの判断は別の基準を用いましょう。
そして2つ目の「ただの示唆無し」について。
対子エネルギーが高いにもかかわらず示唆が現れないことがあります。ただ、示唆が無くても目に見えて対子が増えていくため、正直そこまで気にする必要はありません。
厄介なのはたまに来る低い時です。
対子エネルギーが低い時は、一見優秀な対子候補も重なりにくくなります。フラットなのかと思ったら実は示唆無し低エネルギーだった…ということはよくあります。そして残酷なことに、そもそも対子エネルギーが低いことを事前に知れる示唆はほとんどありません。もう諦めるしかないです。


【まとめ】

まとめです。
・同じ色の6と8が両方対子
・第一ツモで対子完成
・ドラ表示対子
・第5ツモまでに暗刻完成
・東一局
・オーラス(条件付き)
・ラスヅモ
・他家の聴牌
・自家の聴牌

これらの示唆の意味を覚え、示唆の無い局についてもおさえておきましょう。中級編は次回でラストです。対子エネルギーを締め括ります。

次回↓


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