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おこりんぼママ

今年一番の寒波が吹き荒れる日。
次女が熱を出して会社を休みました。

もうすぐ小学生になる彼女だけど、
具合が悪い時や甘えたい時に
読み聞かせをせがんでくれる絵本があります。

ペンギンのママと子どもが出てくる可愛らしい絵本。
ある日、ペンギンのぼくはママに怒鳴られたショックで
体がバラバラになってしまいます。
残ったのは足だけ。
足だけになったペンギンの子が
バラバラになった体を探しに行く物語です。

初めて読んだ時、ハッとさせられました。
暴力とは何だろう、子にとって親とは何だろうと
考えさせられます。

たとえ手を上げたりするような暴力がなくても、
弱い立場にある子は、親に怒鳴られるだけで、
心がバラバラになる程に傷ついてしまう。

次女が時々この絵本を持って来てくれるのは、
私がそんな経験をさせてしまったからなのかもしれません。

足だけになって体を探すペンギンの子が
とうとう疲れ切って歩けなくなった時、
ママが助けに来てくれます。

次女は、ペンギンの子が足だけになって
体を探すという設定が面白くて好きなようです。
ママがぼくを助けに来て、最後に「ごめんね」と
謝って抱きしめてくれるところも。

子どもの体は、いつも小さな足とママが支えている。
この絵本を読む度に、優しいママでありたいと
改めて思います。

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