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給食費の無償化と消えたお年玉

子どもの頃におじいちゃんとおばあちゃんが私にくれたお年玉は、
全て郵便貯金の普通口座に貯めていました。

いつからだったでしょう。
子連れで郵便局に行くと保険商品を勧められるようになってしまい、
保険嫌いな私は郵便局に足が向かなくなりました。
もうずっと郵便貯金は放ったらかし。
唯一の使い道は、公立の小学校に通う娘の給食費の自動引き落としでした。
学校からは、郵便局の普通預金を自動振替に指定されていたのです。
郵便局に口座を持ったことのない夫に、わざわざ口座開設してもらい、
毎月振り込みしてもらうのは気が引けたので、
ずっと私の郵便局の口座から払い続けることにしました。

母方のおじいちゃんとおばあちゃんが、毎年くれたお年玉。
生まれた時のお祝い、小学校の入学祝い、高校合格のお祝い、
大学入学のお祝い、成人のお祝い、結婚のお祝い、、、。
初孫だった私は、数えきれないほどのお祝いを受け取ってきました。

いつか大人になって本当に欲しいものができた時、
本当にしたいことができた時、
お祝いのお金を使わせてもらおうと思っていましたが、
その時は訪れず、娘の給食費に少しづつ消えていきます。
人様からいただいたお金というのは、
何となく自分のためには使いづらいからなのかもしれません。

この調子で、きっと三人娘の義務教育の給食費で
私のお年玉は使い切るのだろうと半ば諦めていた頃、
住んでいる自治体で給食費の無償化が決まりました。

少しずつ消えていっていたお年玉は、
もう減らなくなりました。

私は、やっとおじいちゃんとおばあちゃんのくれたお年玉を
本当の意味で受け取ることができた気がします。

頑張ってくれたのは、現役世代の区議会議員さん達。
消えていったお年玉と共に、
私に地方議会の意義を教えてくれました。
いつも子育て世代をサポートしてくれて、
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

日頃の恩返しにと、
初めて家族でボランティアに参加して、
区議会議員選挙のポスターを貼って回りました。

今日は、統一地方選挙の投票日。
現役世代の議員候補を応援したいと思います。

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