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サッカー好きから見たバスケットボールの魅力

こんにちは うちぽんです

今回は、バスケットボールの魅力を、サッカーとの違いに注目してみようと思います。

自分は小学校2年生からサッカーをはじめ、中学3年生まで7年間くらいサッカーをやってきました。

静岡のサッカーチームで練習は月~土、日曜は主に練習試合。
サッカー以外の休日の時間の記憶があまりありません。

あれから30年過ぎ、
いま、バスケットボールの試合を毎週のように見る環境になりました。

見始めて3年経ちますが、バスケットの魅力がだいぶわかるようになってきました。

もともと、サッカーからのバスケットの印象は

・ルールが細かい
・狭い。瞬発力が必要
・体が細い
・身長がすべて

まあ、ネガティブな感じですね。

小学校のときに体育でバスケットをやった時も、バスケットをやっているクラスメートの女子にショルダータックルとかしてました。(すみません)

さて、そんなサッカーをやっている人で
バスケットボールが、
スラムダンクや黒子のバスケを見て知ってるけど
あんまり面白いとは思えない、

という人に向けて、サッカー目線で話してみたいと思います。


● コンタクトプレー(体をぶつけるプレー)

まず、大きな違いが、ファールの基準です。

バスケットは極端にコンタクトプレーを制約しています。(サッカーから見ると)
サッカーは危険プレー以外は、コンタクトプレーでひるむようでは
勝てませんよね。

私がサッカーをやっていた頃は、カズがブラジルに武者修行に出ていて
釜本ジャパン、セルジオ越後とカルロスがサッカースクールをやっていた頃でした。

ペレの引退試合をテレビで見た記憶があります。

当時の日本人選手とヨーロッパ選手との違いは、
コンタクトプレーに弱く
すぐに倒されてしまう弱い日本人という感じでした。

だから、中田英寿がヨーロッパに行ったときに
服を引っ張られている手をはじき飛ばし、
強いコンタクトプレーにも動じずプレーしている姿を見て

「こんなに強い日本人プレーヤーが誕生した」

と、思ったものでした。

そんなサッカーからみると、
バスケットボールは
・審判はすぐ近くで目を光らせていて細かい
・肉体と肉体がぶつかり合うのを嫌う、おとなしいスポーツ
・いちいち試合が止まる

そんな風に見えていたりします。

でも、根本的に楽しみ方が違うスポーツだと感じるようになりました。

● バスケットボールはアメリカ発祥

ここで、前提として、
バスケットボールはアメリカ発祥であるということが
大きいと思っています。

とにかく、アメリカはショービジネスが成熟している国
観客が見ていて楽しめるようにルールができている、と考えると
腑に落ちます。

どんな球技でも面白いのは点を決める瞬間です。
もちろんサッカーでもそうですよね。

バスケットはそれを極限まで高めたスポーツだと思います。

・「攻め」と「守り」を明確に分離し「攻め」は24秒以内に攻め切らないと
攻めのターンが終わります。
・「攻め」の時はハーフラインより後方にバックパスすることは反則です。
・遠くからシュートが決まると多く点がはいるルールがあります。

これも試合をエキサイティングにするために途中から導入されたものです。
つまり、

バスケットボールはひたすら「点を取り合う」スポーツ。

だから、ルールはディフェンスに不利にできています。

一方、サッカーは時間いっぱい使って、何度もトライを繰り返し
ようやくゴールを奪うスポーツで、難攻不落のディフェンスを突き崩すのが醍醐味です。

そのためルールはディフェンスに有利にできています。

ここが分かると、試合展開が分かってきます。

● 24秒の中に詰め込まれている戦術

さて、攻めに有利なのはわかりましたが

2m越えの選手に囲まれたら、
どうやってゴールするんだよ!って思いますよね。

2m以上がジャンプすると、3ポイントみたいなロングシュートも
途中で叩き落とされたりします。

そこで、出てくるのが、サッカーにはない概念の

「スクリーン」

実は、これが黒子のバスケやスラムダンクにもあまり出てこない
バスケットボールの1番の魅力だと思っています。

コンタクトプレーに厳しいバスケットボールでも、
選手は動いていなければ、「石」みたいな扱いになるのです。

邪魔になったとしても、たまたま突っ立ってただけなら反則じゃないよね、
といった感じです。

手を出したり、ちょっとでも足を動かすとファールになります。

さて、「攻め」のターンになって
24秒以内にシュートまでもっていかなければいけない。

でも、ゴール下には「進撃の巨人」ばりに巨人たちが立ちふさがっている。

どうするか

そこで、チーム内で合図を決めたり、アイコンタクトとかで、
誰かが「石」になって、相手選手を妨害します。

具体的には自分をマークしている選手の後ろに石を配置し、
その石に引っかかっている間に、ドリブルで切り込みます。

そうするとシュートを打たれまいと人が集まってきます。

ここでフリーの選手ができます。

フリーでボールを受け取った選手が、冷静にシュートを決める。

つまり、5人は1丸となって誰かをフリーにするために動く。

アリウープやフェーダウェイみたいな
個人技が、漫画だと強調されますが、
実は、上のような駆け引きで点数を奪い合うのが基本です。

その中で、隙があれば、フェーダウェイ・アリウープ

そして・・・

ダンク!!

です。

野球と一緒で、ホームランだけでは勝てません。

コツコツとそこまでの過程を積み重ねる。
他のスポーツでも必ずある、

派手な演出の前の、地味な積み重ね。

それが醍醐味だったりします。

補足:それを知ったのは、ミニバスを見続けたからではなく、NHKの「熱血バスケ」でクリス氏の解説を見るようになってからです。

● まとめ

いかがでしょうか。

わずか24秒の攻防。

そして、そのための戦術

「スクリーン」

このあたりに注目して試合を見ると
面白くなると思いますよ。

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