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遠近両用メガネが向かない趣味は?

ゴルフと登山です。

この2つは特殊な目の使い方をするんです。

老眼世代にとっては、ゴルフのスコアを記入する、登山では地図をみる。近くを見るのをメガネにサポートしてもらいたいですよね。

でもゴルフではアドレスの時に視線を下方に動かしてボールを見ます。登山の下山の時は視線を下方にして降りますよね。遠近両用メガネは視線を下方に動かすと近くにピントが合うレンズ設計になっていますので、遠く(足元の1.5m先は遠くです)が見えにくくなってしまいます。これは中近両用メガネでも同じです。

ゴルフのスコアはそんなに小さい字ではないから、なんとか目に頑張ってもらうことも可能かと思います。話を聞いてみると実際にそのようにされている患者さんが多いです。

でも登山で地図が見えないのは困りますよね。地図の文字は小さいです。
私なら、単焦点の眼鏡で遠くの見え方をちょっと犠牲にしてメガネの度数を落としてその分、加入度数も落とすか、遠近両用のコンタクトレンズにします。

でもメガネの度数を落としたらせっかくの景色が充分には楽しめなくなりますよね。メガネ派の人は、地図を見る時にわざわざ老眼鏡をかける、かけかえるというのは不便な気がするので、ちょっと特殊なフレームで跳ね上げることで近用になるタイプのものを使うか、ほんと下の方にだけ加入を入れて、近くを見る時だけメガネを上にずらすとかのかなり特殊な工夫が必要になりますね。

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