所感2 愛とは、

愛とは、


私が生まれる前、親戚の結婚式で、「愛とは、」と愛について演説した親戚がいたそうです。
両親はその式に出席していましたが、その人がなんと言っていたかは覚えていないそうで、私はその人の愛について聞いてみたかったと思いました。

人によって愛って定義が異なると思います。
恋と愛をセットにして考える人もいて、恋と愛の比較とかは、よく聞きますよね。
私の好きな恋と愛の違いは、終夜修也さんの解釈です。うまいこと考えるなぁと思います。お時間ある方はぜひ。


そしてようやく本題の、私の愛について書き始めますね。
そもそも私の中に恋という感情はない気がするので、2つの比較はできません。恋の代わりに、執着という感情がセットされている気がします。
人のことが気になるとき、その気持ちは恋なんて綺麗なものではなく、まさに執着という言葉がしっくりくると感じます。

恋の話は置いておいて。
結論から言うと愛とは、お別れの時の寂しさだと思います。
もう会えない人との日常のワンシーンを思い出した時の、また話したい、触れ合いたいけどもう叶わない絶望が、愛です。
今日遊んだ友達とお別れの時間がきて、ちょっと寂しい気持ちになるのが、愛です。
恋愛関係にあった人でも、普通の友人でも、家族でも、そのほかの関係でも、その人との別れが悲しくなるなら、愛だったんでしょう。

悲しさが尾を引けば引くほど、深く愛せていたと思います。また次を求めたくなってしまうほど、愛しているんだと思います。
言わばお別れは、愛の深さの答え合わせと言ったところでしょうか。

これからまだまだ長い人生を歩むにあたって、何度も何度も、お別れの時にひどく悲しい気持ちになれたらいいなぁと強く思います。

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