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Withコロナだから伝えられること。

こんにちは。感染症指定病院で現役看護師として働いています。最近は専らコロナウイルス関連の記事を読み漁っていますが、どうやら今後自粛は長引く、、、というのが大半口を揃えて言われています。日本では医療崩壊を防ぐ+新規感染者数を減らす、という方策がとられているため長期戦になるだろうとのこと。5月、6月までには状況が変わるかも、、と僕も期待していましたがどうなることでしょう。

病院目線で言うと医療崩壊という言葉をどこから使うのか、という所で違ってくるとは思いますが、病院自体が通常通りの診療が出来なくなりつつあるのは事実です。外来診療患者が減った、手術件数が減った、などなど。僕の勤めている病院でも、通常他のご病気で入院される方へ使うベッドを感染者を受け入れるベッドとして使う方向へシフトしています。つまり、当初予定していたベッド数が足りない現状はすでにある訳です。

そんな中ふと目に入った記事の中に

 今後医療職を目指す方が減る可能性もあるとの記事を見かけました。確かに、連日テレビ等で報道される医療の現状を見ると、今までドラマ等で描かれていた華やかなイメージがある側面、自らの命や家族をも犠牲にしてまで働く、、という一面も報道されています。コロナウイルスが流行したから、とは一概に言えませんが確かに現状私達医療職者は、常にウイルスと接触した状況にある事は事実です。自分が媒介となって、家族にうつしてしまうかもしれない、、という不安も大きいです。

しかし、そんなマイナスな一面だけではありません。治療方法が確立していない中、患者様や家族の方の不安は私達には測り知るとこは出来ませんが、唯一少しでも軽減できるのは医療職者である私達だと思っています。極端な言い方をすると、今一番患者さんの力になることができるのは、医療職者である私達の力ではないかと思っています。

私達は生活をするために使うお金を頂くために働いているのは事実ですが、お金ではない何かがあるからこそ医療は面白いのかなと思います。人の心を動かすものは人の心だと祖母から幼少期に教えられていた事が、まさしく今活かせることが出来ています。こんな魅力的な仕事を、一面だけで目指すことを止める、諦めるのは勿体ないと思い今回の記事を書かせてもらいました。

個人的な主観が入っており拙い文章となりましたが、この想いが1人でも多く未来の医療職者へ届くことを願っています。

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