【活動記録 特別編】小野智香子先生 講演会
北大言語学サークルです!
このたび、当サークルでは、日本における「イテリメン語」の研究の第一人者であり、北海学園大学工学部で教鞭を執っていらっしゃるフィールド言語学者の小野智香子先生とのご縁があり、貴重なお話を伺う機会をいただくことができました!
今回の記事では、7月12日(金)に北海学園大学豊平キャンパスにて開催された講演会に関する活動内容を紹介します!
また、7月期は期末期間であり、通常活動を行うことができたのは7/4(木)のみでした。本記事では、7月期の活動記録を兼ねる形で、7/4(木)の活動についてもご紹介します。
7/4(木) イテリメン語の学習会
この日の活動では、講演会に向けて、イテリメン語の学習・復習の時間を取りました。
私たちがイテリメン語を学びたいと思うようになったきっかけは、北大文学部開講の「北方言語文化論」という授業でした。
この日は、その授業の教科書であり、小野智香子先生が執筆・監修を担当された『ニューエクスプレス・スペシャル 日本語の隣人たち』を基に、授業で学んだ内容の学習・復習を行いました。
7/12(金) 講演会
当日は、会場である北海学園大学豊平キャンパスに伺って、講演会に参加させていただきました。
広報担当の私自身、北海学園大学に伺うのは初めてだったのですが、とても綺麗な環境で、新鮮な思いで参加することができました。
今回の講演会では、「イテリメン語における否定」というテーマで、お話を伺いました。
イテリメン語の歴史的背景や系統関係・方言、現地の文化といった概要を学習したのち、イテリメン語の否定の構造について、複数の構文を順に整理していく形で教わりました。
また、特定の構文がどのような意味を担っているかにも着目し、イテリメン語の否定の構文について、現実性という素性を導入して考察を深めることも行われました。
他にも、実際のフィールドワークにおける経験談や、現地の写真や動画にも触れることができ、非常に有意義な時間となったように思います。
講演会の後に用意していただいた懇親会では、研究者としての歩みや『日本語の隣人たち』の制作過程などについても伺い、大変勉強になりました。
なお、今回の講演会は、当サークルの北大生の会員だけでなく、北海学園大学の会員の方や、北海学園大学の教員の方にも参加していただくことができました。
質疑応答の時間では、様々な角度から多くの意見が交わされ、とても充実した学びの場となったように思います。
今回の企画に関わってくださった皆様に、この場を借りて、厚く御礼申し上げます。
お知らせ
最後までお読みいただきありがとうございました。
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