人より牛が多い南国ーー沖縄、黒島
この数年で最も幸せな旅行は去年の冬に訪れた沖縄の黒島でした。
私のイメージでは、石垣島はいつも高級リゾート地として有名でした。しかし、現地に着いて一番印象に残ったのは、ガラスのように青い海、飛行機から見下ろす広がるサトウキビ畑、そして低い市街地の建物でした。しかもフェリーの近くには、なんと東急インホテルがあるんです。それまでの私のステレオタイプなイメージを完全に覆し、ここでもバジェット旅行ができることに気づきました。
黒島は、牛の数が人口よりも多い小さな島で、5000頭の牛に対して200人の住民がいます。島には民宿が2軒しかなく、レストランも限られていて運に左右されます。そのため、島をホッピングする旅行者が多いです。自転車に乗って島を1時間ほどで一周できます。
11月中旬に訪れた私たちは、基本的に毎日シャワーが降り、雲が迫ってくると雨宿りをする場所を探し始めましたが、建物のある場所にたどり着く前に雨に降られてしまうこともありました。毎日雨の中を自転車で民宿に帰り、シャワーを浴びました。
島の動物たちはとても人懐っこく、初めてレストランが閉まっていても猫たちが客を迎えにやってきてくれました。
牛たちも人を見ると近寄ってきて、青々とした草地で草を食べる姿や子牛を連れた牛の群れはとてものどかな日常を感じさせてくれました。また、熱帯の島には美しい蝶がたくさん飛び交い、砂浜には寄生蟹がいっぱいいて、きれいな貝殻は寄生蟹の住処でした。
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