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【AUD】87点で一発合格した勉強法

本日は、最も多くリクエストを頂戴したAuditついて纏めます。

私がAuditの対策で意識したのは、下記2点です。
①暗記で対応できる箇所は、手を抜かずにしっかり得点源へ(MC対策)
②監査や内部統制に関わる手続系は、”なぜ?”を徹底追及(TBS対策)

まず初めに①MC対策について、具体的にはレポート類、証明・会計レビュー業務、倫理等を指しています。
本試験のTBSは難易度が高く慣れない形式の問題も散見されたため、いかに暗記で対応できるMC問題を瞬殺できるか、つまり時間と体力を後半に温存できるかが合否を左右すると感じました。

実際の勉強法ですが、レポート類に関しては、全て暗記される方と要点だけ抑え音読や精読で対策される方に大きく二分する印象です。
結論、私は全てを完璧に暗記して臨む必要はないと思っています。
かなりの分量ですので、他論点の勉強時間を削らざるを得なくなりますし、試験本番の緊張で記憶が飛んでしまうリスクもあるためです。
私の場合、まず各レポートの段落構成(例:Opinion、Basis for Opinion、Management Responsibility等)だけ覚えました。
それから、各段落における重要な記載(例:IssuerのUnmodified opinion/Opinionパラグラフの場合、「FSを監査した旨」や「全ての重要な面においてFSがPresent fairlyである旨」等)を意識して音読していました。※ただ音読するのではなく、考えながら音読することがポイントです。

また、監査・証明・会計・レビュー業務については、横串表を作成しました。
各業務ごとに独立性、手続内容、Rep letterの入手など細かく暗記する必要があり、Auditの学習論点の中でも最も混乱しやすい箇所であるためです。
面倒ではありますが、このような細かい論点は復習頻度を増やす以外に対策方法はないです。
とはいえ、複数章にまたがる論点を毎日精読するのは中々厳しいかと思いますので、ぜひ横串表やまとめなどに情報を集約してみてください。
手間はかかりますが、復習のストレス軽減につながりますし、試験当日もMCで即答できる問題を増やすことが出来たのでおすすめです。
(※有料となりますが、私が受験当時使っていた横串表はページ下部からDL可能です)

続いて、②TBS対策について書いていこうと思います。
監査・内部統制の手続系は、問題を解く上で最も苦手としている方が多いのではないでしょうか。私も勉強を始めた当初、選択肢に類似の手続が並んでいると、必ずと言っていいほど混乱していました。
これらの対策で最も危険なのは、教科書に書いてある手続を一通り暗記するだけの勉強法です。なぜならば、本試験で必ずしも自分の知っている統制や手続きが出てくるとは限らないからです。

そこで有効であったのが、「考える癖」をつけることです。
具体的には、「勘定科目やビジネスプロセスに存在するリスク」や「統制が整備された目的」などを監査人目線で考えられるようトレーニングしていくというものです。
当たり前ですが、リスク・アサーション・統制内容・手続き等は全てリンクしています。そのため全て暗記する必要はないですし、知らない知識を問われてもある程度当たりをつけることが可能です。
私が受験した際も、初めは難しい問題や不慣れな形式に焦りました。しかし、この練習を積み上げていたことで、冷静にあるべき回答を判断することができたと思っています。

Auditは、試験の難易度から洋書に手を出される方も多いですが、上記の訓練を積めば十分合格レベルに達することが出来ます。
今一度自分の持っている問題集と向き合い、一問一問時間をかけて「なぜ」を突き詰めてみてください。

最後に、先述した横串表は下記からDL可能です。
よろしければご活用ください。


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