「webライターになれるかな?」の迷いが「なりたい!」に変わった理由
「webライターになれるかな?」が「なりたい!」に変わった理由は佐藤友美さんの〝書く仕事がしたい〟を読んだからです。
「副業でwebライターやってみたいな〜」と思ったものの、書くことに関する知識がまったくない。そんな私が〝書く仕事で生きていく〟ことを知るために読んだ本。本の要約ではなく、書く仕事に強い魅力を感じた部分をまとめました。
YouTubeで、お金にまつわる基礎教養の配信をしている両学長が副業としてWEBライターをおすすめしています。その動画を作る際に参考にした本として紹介していたので、この本を選びました。
■書く仕事の、そこが知りたかった!
書くことを仕事にした場合の生活スタイル、収入の目安を知ることで、目標設定がしやすくなる。書く仕事の基礎知識を知ることで、自分に合った分野から始められる。
・ライターの24時間
書き方の本、文章を書くコツなどの本はあるけれど、その前に書く仕事を選ぶと、どんな生活になるかを教えてくれる。
執筆中心の1日、取材や打ち合わせがある1日、超・忙しい日のスケジュールが、それぞれ起床時間から就寝時間まで書かれている。
その一例
・ライターはどれくらい稼げるのか?
ここで紹介されているのはできるライターの稼ぎ。著者の周りのライターさんたちから情報交換した印象とのこと。
原稿料は、時代、媒体、執筆者によっても差があるので伝えるのは難しいとしながらも、その仕事にかかる時間の目安とともに紹介している。
その一例
・書く仕事の種類
ライターはテーマや、テーマがある人を取材し、原稿を書く仕事。
コラムニストやエッセイストは自分の名前で、自らの意見を交えて、文章を書く仕事。
生活スタイル、収入、書く仕事の種類など、自分がライターになったときのことをイメージできる材料が書かれている。いつまでにどんな書き手になりたいか。本の内容をヒントに、自分がどうなりたいかを考えることができる。
■「私にもできるかも!?」ライターの合格ライン
ライターとしての合格ラインは3つだけ。
そしてなんと、②までできていれば十分に食べていけるという。初めのうちは③はいったん忘れてOK。
しかし、実際にできている人は少ないという。
たしかに何千字にもなる記事を自分でチェックして、誤字脱字0にするのは集中力が必要。
①②についてのシンプルな解決策。
まだ自分の文章に自信がない人、未経験からライターを始める人の不安を和らげてくれる内容。
■「これがやりたい!」が無い人ほど向いている
強いテーマを持った人に取材をして、その材料をもとに書くのがライターの仕事。自分に書きたいことがなくても大丈夫。
世の中には〝自分のやりたいことがある人〟と〝自分にはやりたいことがない人〟がいる。ライターに向いているのは〝自分にはやりたいことがない人〟
対象に興味を持ち、面白がれる能力がある人がライターには向いている。今まで興味がなかった分野や、知らなかったことでも、調べて〝書く〟ことで強制的に人生が豊かになっていっちゃう感がこの仕事の魅力の一つ。
■書いて生きていくための工夫
編集者(クライアント)と安心安全の関係を築くことが大切。
大前提として、ライターの仕事は失い続けるもの。依頼があって、原稿を書き、納品したらその仕事は終わり。ひとつひとつ終わっていく仕事をどうやって次の仕事に繋げていくか。
編集者とゴールを共有する。そのためには、編集者や読者を知る努力をする。
著者はライターになって3年目まで、新しい仕事をもらったら、必ず過去1年分のその雑誌と、ライバル誌のバックナンバーを図書館で読むようにしていたそうだ。
結果としていい仕事ができ、次の仕事に繋がる。
伝手がないとういう人でも、同じスクールに通う同期に自分を知ってもらう働きかけをする。「書く仕事がしたい」と周りの人に宣言する。など、今ある仕事や人との関わりに誠実のなることが遠回りに見えて近道になる。
■感想
この本を読んで、ライターに挑戦するという気持ちが固まった。
いつまでにどんな書き手になりたいか、自分の中で目標設定ができた。
私は子どもたちが小学生に上がる5年後までに、ライターの仕事だけで生活できることを目標にしたい。
読んで終わりではなく、読みながら自分がどうなりたいかを考えて、答えが出せたことがとても良かった。
新しいことを始める不安で一歩が踏み出せないでいた。
ライターは未経験なので、どれくらいのことができれば仕事として成り立つのかもわからなかった。
まずは、間違っていないこと、わかりやすいことの2つに注意して、挑戦してみようと思う。
もう一つ不安だったことが書く仕事を、好きになれるかどうかだった。
長く続けていこうと思ったときに、興味があること、好きなことでなければ私の性格では続けていけないと思ったからだ。
著者は、書く仕事が好きで、書くこと以上に書き続けることを熱心に考えてきた人だ。そんな人が書いたこの本には書く仕事の魅力がたくさん詰まっていた。
書く仕事をしていて、強制的に人生が豊かになっていっちゃう感や自分には「これがやりたい!」といった強いテーマがない。だからテーマを強く持って生きている人に取材するのが楽しい。など、私もやってみたい!と思える内容だった。
もし、同じように一歩を踏み出すのに、もう少しだけ誰かに背中を押してほしい人がいたら本当におすすめなので、読んでみてほしい。
諦めそうになったときにはこの本を読み返したい。
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