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創作

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2019年4月の記事一覧

傀儡師とピエロ

 奇妙な光景を見た。はじめはそれが人間だと思ったのだが、どうもよくよく見てみると、それは長身痩躯の人形だ。その不気味なピエロめいた人形が、車椅子のこれまた少し気味の悪い老人を引いて歩いているのだ。それを見る人々は指差してひそひそと話したり、くすくす笑ったり、写真を撮ったりとまあ失礼な態度だ。ここからが更に驚きだ。
「オウ、テメーら見せモンじゃねえんだぞ、消え去りやがれ」
喋ったのは人形だ。老人は濁

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義体不幸鳥急行殺人事件Ⅵ

つづきでーす 明らかにされる真犯人!

 ただ、友だちになりたかった。
偶然見つけた小さなアトリエで、展示をしているとのことで気軽に入ったのが始まり。かわいらしい外観で、内装もどこか心が暖かくなるような不思議で綺麗な空間だった。そこにいくつかの絵とガラス細工、絵本等が展示されていて。素敵だった。こんなところに、こんなにも心踊る場所があったなんて。
「お気に召されましたか?」
声に顔を上げると、頭に

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義体不幸鳥急行殺人事件Ⅶ

つづきでーす  明かされる事件の謎

 「いいかね。謎を少しずつ解いていこう。はじめに、オルルェだ。この事件にはなんと、『不幸鳥』は3人いたんだ」
左腕でチベスナを捕らえ、右手の凶悪パンダを突き付けているパンダは聞いているのか聞いてないのかわからない顔をしている。チベスナは3人…?と小さく呟いた。警察もざわついている。
「まず、このオルルェ。本物の不幸鳥。次に、あんた。パンダ氏、彼女が第2の不幸鳥

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義体不幸鳥急行殺人事件[エピローグ]

これで終わりとなります 拝読ありがとうございました!

 取調室。

「動機はなんだ?」
Richardは淡々と問い質す。極めてシリアスな顔付きだ。それに反して犯人であるパンダは椅子の背もたれに深く寄りかかり、ぼんやり虚空を眺めている。
「答えろ!!」
机を叩き、ゴリラ入間はパンダに詰め寄った。その近さ、隙間は1cmほど。パンダは右腕の凶悪なパンダ……は、押収されているためただのかわいらしいパペッ

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