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不幸鳥
2017年7月11日 15:15
創作。私は屋敷に来ている。来いと言われたから。誰に?目の前にいる、貴族調の服を纏った金髪の男にだ。この屋敷もまた、眼前の男のようになんというべきか、コテコテの装飾だらけでどうも居心地が悪い。私は溜め息をつき、前を歩く男に続く。奴の服の装飾がひらひらと落ち着きなく揺れ動いている。「さ、こちらへ」男はくるりと振り返り、客間であろう部屋へ入るよう促した。「……」材質のよくわからないソファーが