【受験】物理の参考書ルート
こんにちは。
今回は物理の参考書ルートを紹介していきます。
目標:国公立医学部(下位~中堅)
前提学力:教科書の公式や物理現象を一通り理解している
物理は、教科書(物理現象の理解)→問題集(演習)→教科書→問題集→...といった感じでサイクルを回し続けることが大切です。
STEP.0
基本はやはり教科書です。私自身は理系卒ですが、再受験時には教科書を軽く読み直しました。非常にまとまっていて、教科書を超える入門書は無いと思います。
教科書の代わりとして、以下のような教材を使うのもアリだと思います。
STEP.1
教科書の公式や物理現象をある程度理解できれば、次は簡単な問題集に取り組みます。私の高校ではリードαを使用していました。これは初めの問題集としては非常に良いレベル感であると思います。
リードαが合わない又は手に入らないという方はエッセンスもいいかと思われます。
ただし、物理は冒頭で述べたようにサイクルを回すことが大切なので、STEP.1で時間をかけすぎないようにしましょう。これらの問題集は教科書と入試問題の架け橋なので軽視は禁物ですが、ここで時間を取られると後の問題集に取り組む時間が減るので注意です。
STEP.2
STEP.1で公式の使い方及び基礎問題の解き方を身に付けたら、次は入試レベルの問題集に取り組みます。国公立大学の標準レベルの問題集として良問の風がおススメです。
良問の風は医学部志望者はどの問題も取りこぼしてはいけないという感覚で仕上げましょう。
STEP.3
最後は入試標準~やや難レベルの問題集です。地方国公立医学部に必要かという意見を持つ方もいますが、STEP.2までで基礎がしっかりと固まっているならば、これらのレベルの問題集も少しの労力で解けると思われます。また、単科医科大志望の方で難しめの問題に対応するには、良問の風では少し心もとないと思われます。
名門の森までやれば十分ですが、より問題演習を積みたいという方は重要問題集をおススメします。
重要問題集はA問題だけでもいいかと思われます。
STEP.4
最後はやはり過去問です。過去問自体は春や夏の段階で早めに見ておき、問題形式や頻出分野やレベル感をあらかじめ確認しておくことをおすすめします。STEP.3までの学習が身になっていれば、旧帝大や単科医科大を除けば、ほとんどの過去問は怖くないと思いますし、共通テスト後の直前期に最終調整として利用するのが良いかと思われます。
スケジュールとしては、夏までにSTEP.2までを仕上げて、夏から冬まではSTEP.3の問題集で演習を重ね、共通テスト後にSTEP.4の過去問を行うという感じで大丈夫だと思われます。
私の場合、夏直前に受験勉強を始め、二次試験まであまり時間が無かったため、教科書を一読後、STEP.1とSTEP.2を飛ばして、名門の森と重問をひたすらやっていました。基礎に自信のある方は、適宜自分に合わせたルートを取ってください。
まとめ
冒頭でも述べましたが、物理は物理現象の理解と問題演習のサイクルを回し続けることで、基礎力と応用力が一体となって身に付くものと思われます。そのため、片方だけに時間をかけるのも良くないですし、問題演習ばかりしていても成績は伸び悩みます。
分からなかったところは教科書等の基礎に戻り、物理現象を再度理解した上で問題集に戻ることを意識して下さい。
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