【受験】化学の参考書ルート

今回は化学の参考書ルートを紹介していきます。


目標:国公立医学部(下位~中堅)

前提学力:教科書の基本的な内容を理解している


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化学はまず理論分野を固めましょう。モルの概念や反応式を用いた計算方法などで理論分野の考え方がしっかりと身に付いていないと、後半の無機化学や有機化学で苦労しますので。


STEP.0

やはり導入として一番なのは教科書です。各単元、教科書で基本事項を確認した上で問題集に取り組みましょう。



STEP.1

教科書の基本事項が理解できれば、次のような問題集・参考書で理解をより深めると良いと思われます。

Route.1

市販の参考書では、旺文社から出版されている以下の三冊が非常に有用です。これは入試直前期まで確認用としても利用できます。


Route.2

市販の参考書ではないですが、駿台の夏期講習テキストの化学特講(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)も非常に有用です。筆者は高校時代にこの夏期講習を受講し、テキストをやりこんだ結果、化学の成績が爆上がりしました。再受験時もフリマで購入し、かなり愛用していました。


重要事項のまとめ、例題、章末問題で構成されており、まとめも直前期に見直す時に非常に有用ですし、例題や章末問題は入試標準レベルがバランスよく詰まっている感じです。やり込めば、かなり力になると思われます


STEP.2

基礎~標準レベルが固まってきたら、問題演習を重ねましょう。

基本的には重要問題集をおすすめします。問題数や難易度も国公立医学部に適していますし、典型問題がバランスよく詰まってますので。人によってはSTEP.1と並行してSTEP.2をやることも良いと思われます


単科医科大学志望の人で難しい問題に慣れておきたい人や時間に余裕のある人は新演習でも良いと思われます。最近は重問の代わりに新演習を選ぶ人も多くなってきましたし、筆者も新演習を使っていました。



STEP.3

最後はやはり過去問です。STEP.2までがしっかりと身に付いていれば、旧帝大や単科医科大を除けば、ほとんどの大学の過去問が合格レベルまで解けるようになっていると思われます。


過去問は他の教科でも述べていますが、春や夏の段階で問題形式やレベル感、頻出分野を確認しておき、学習の指針を立てましょう。過去問を解くこと自体は共通テスト後でも十分間に合います。


スケジュールとしては、STEP.1までを夏までに完成させ、夏以降はSTEP.2の問題集で演習を重ね、共通テスト後にSTEP.3の過去問で最終調整で大丈夫だと思います。


化学は基礎~標準が固まれば、一気に偏差値が上がる教科であると思います。しかし、基礎~標準を固めるまでが時間がかかるので、焦らずじっくりと向き合っていきましょう

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