【受験】古典の参考書ルート

こんにちは。

質問箱の方で意外と古典の参考書ルートの質問が多かったので、古典の参考書ルートを紹介しようと思います。

基本的には共通テストレベルのマーク式を想定しております。

古文と漢文は関連していることが多く、古文の基礎がしっかりしていると漢文の学習も効率的になるため、古文がある程度完成してから漢文の学習をすることをお薦めします。


【古文】

STEP.1

まずは基本的な古語単語及び古文法を学習するべきです。

個人的なお薦めはマドンナシリーズです。

マドンナは昔からある伝統的且つ王道な参考書です。

一番上は簡単な読解を通して古文法を学習できます。下の方は古語単語(230個)入っている単語帳ですが、最後にカードが付いているので、単語カードとして紐で括ればペラペラめくって暗記しやすいです。

別に他の参考書でも構いません。

STEP.1で大切なことは基本的な古語単語(200~300個)古文法の基礎を身に付けることです。


STEP.2

次にSTEP.1で修得した古語単語や古文法の基礎を実践を通して使っていくという学習が必要になります。

一番のお薦めはZ会から出されている古文上達基礎編です!

これは読解の問題前に古文法のテーマ(助動詞とか)の解説が載っており、次ページでの読解問題では入試問題を基にその古文法が多く出題されている古文を題材にしているので、読解と同時に古文法が学習できるシステムになっております。(さすがZ会!笑)

加えて、重要単語も本文の下部に載っているため、単語も確認できます。


STEP.3

STEP.2までで基本的な古語単語及び古文法、簡単な読解が身に付いたら、後は実践あるのみです!

兎にも角にもセンター過去問をやりまくりましょう!

自分は20年分ほどやりました。下の東進の過去問データベースから印刷していました。印刷代を考えると上の赤本の方が経済的ですが、如何せん分厚いため個人的には勉強しづらかったです。笑

共通テストに替われど、本質的に問うてくるポイントは変わりませんし、やはり文科省の問題作成チームが作っている問題はクオリティが違います。(これは現代文にも共通して言えることです。)

10年程やるだけでもかなり慣れてくると思います。そして、ポイント等が何となく分かってくるのではないかと思います。

ただしSTEP.1で紹介したマドンナ単語帳だけでは太刀打ちできないことがありますので、500単語以上載っている単語帳を一冊追加ですることをお薦めします。自分は,東進のFORMULAを使っていました。

これをやっておけば、少なくとも共通テストの古文で困ることは無いでしょう!笑

STEP.4

正直な話、STEP.3までで十分なのですが、時間に余裕のある人は駿台や河合塾が出版している共通テスト対策問題集をすればより一層の実力が付くと思います!

遅くともSTEP.1を夏までに仕上げて、STEP.2を夏に2週ほどして、STEP.3を秋~年末にできればいいと思います。STEP.4は共通テスト直前期等に最終調整として使うと良いかもしれません。

古文は以上です。


【漢文】

STEP.1

漢文は古文のSTEP.2又はSTEP.3くらいまで完成した時からやり始めればいいと思います。

まずは漢文の基本句形と重要語句ですが、これは今の参考書ではまとめて学習できます。具体的には王道ですが、以下の2つです。

どちらもあまり変わらないため、デザインなど個人的な趣味で選べばいいと思います。

自分はヤマのヤマを使っていました。特に理由はありません。笑


STEP.2

古文と同様に実践演習を積みましょう。

最低でも10年分はしましょう。


STEP.3

古文と同様にさらなる実践演習を積みましょう。

漢文のSTEP.1は、古文のSTEP.2~STEP.3から始めればいいので、夏頃開始で大丈夫です。

STEP.2ではセンター過去問を古文と同時に、STEP.3では予備校の共通テスト問題集を古文と同時に、古典としてセットで解けば効率的かと思われます。

地方国公立医学部は言わずもがな共通テストの国語も大切です。

マーク国語はいかに古典を素早く解き、尚且つ安定的な得点源にするかがポイントかと思われます。そのため、古典対策は手を抜かず頑張って頂ければと思います!


以上です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?