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今話題の海外ユニコーン、Patreon(パトレオン)とは?

1.Patreon(パトレオン)

[Patronの定義]

・後援者、支援者、賛助者、奨励者、または特権を持つ人や財政支援をする人



[クリエイター支援プラットフォーム「Patreon]

・2013年にアメリカで設立
・芸術家、クリエイターを支援するクラウドファンディングプラットフォーム
・YouTubeコンテンツ制作者、ミュージシャンなどのアーティストやクリエイターが簡単に報酬を得られるようにするクラウドファインディングプラットフォーム
・現在25万人以上のクリエイターが利用、支援者は800万人
・これまでにクリエイターに支払われた金額は総額35億ドル

[資金調達と評価額の加速化]

・2019年7月:シリーズDとして6000万ドルの調達
・2020年9月:シリーズEで9000万ドル
・2021年4月:シリーズFで1億5500万ドル
→シリーズFの際の評価額40億ドル(6ヶ月前の3倍以上)

・資金の使い道
→モバイル・デスクトップの両方で支援者とクリエイターの体験を強化すること
→新しいコンテンツ消費ツールを追加
→グローバル展開

[創業背景]

CEOジャック・コンテ氏自身がミュージシャンとして活動している中で、YouTubeの収益内容に納得がいかなかった。
クリエイターが提供するものの価値に見合ったお金をファンが直接払うことができる場を作ろうと考えたことから、本サービスが生まれた。

そして、Patreonはプラットフォームや広告に依存しているクリエイターの収益が適正ではないという問題意識を持っている。
具体的な事例としては、「何万人もの読者がいるブロガーは、広告収入で数百ドルを稼いでいるが、10万人のファンを持つ動画制作者は家賃を支払うことさえできない現状がある」

これらの背景から、「クリエイターによってクリエイターのために設立された」組織として、ファンからクリエイターに直接お金が届くような仕組みを作っている。

[特徴]
①好きなアーティストをサポートできる
②支援額に応じた報酬が受けられる
③Patronだけの特典がある
④専用のスマホアプリが使える

[ビジネスモデル]
・アーティスト報酬を設定して、定期収入を得る→この収入の数%をフィーとしてもらう
→アーティストが一月にファンにし支援して欲しい金額を決めることができる
→例 月額5ドルの支援をしてくれるファンは限定コミュニティ参加権が得られる、月額150ドル支援してくれるファンにはマンツーマンの演奏レッスンを行ってくれる」

手数料
Lite:収入の5%
Pro:収入の8%
Premium:収入の12%

[サービス特徴(詳細)]

・アーティストページへの投稿が可能
・トラッキングツールの利用が可能
・Patronスタッフによる個別アドバイス
・グッズ販売のサポート

[日本のクラファンサイト]
①CAMPFIRE
②Makuake
③READYFOR

[競合優位性]
・芸術家やクリエイターにターゲットを絞り、「継続的な支援」を可能としていること


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