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安全な爪切りの方法【介護】

加齢により細かい作業が難しくなることや認知症の影響を受け、自分で爪を切れなくなる方も少なくはありません。

一方で、爪に異常がない場合は介護職員も爪切りを行えますので、高齢者だからこそ注意すべきポイントを押さえ、爪切りのケアを行いましょう。


・介護職が切っても良い爪


次のような状態です。
①爪そのものに異常がない
②爪の周囲に化膿や炎症がない
③専門的な管理が必要ない
このような状態から逸脱する場合は、医療行為となる場合があるため、医療職に任せましょう。


・巻き爪を予防する


“スクエアカット”という形になるように必ずまっすぐに切りましょう。
今回は最も一般的な爪切りを使った方法をご紹介します。


・爪切りを行うポジション


介助者は被介助者の正面ではなく隣に座ります。
つまり、自分の爪を切るような体勢で行います。
介助者が中腰であったり、不安定な体勢は避けましょう。


・注意点


薬の副作用によって、小さな怪我でも血が止まらない方もいます。細心の注意を払いましょう。
爪切りをあてる際は誤って切ってしまわないよう、指先の肉を引っ張ります。


・切り方


爪に対して、刃を斜め45度から60度の角度であてます。またこのとき、爪の付け根と並行になるようにしてください。
深爪にならないよう気を付けながら、付け根と平行にまっすぐ切りましょう。

角はそのままやすりで整えます。丸く切らないのは、巻き爪を防ぐため。
一方向にやすりをかけるときれいに整えやすいです。


・ポイント


高齢者の爪は硬くて脆くなっているので、入浴後や足浴後などの爪が柔らかくなっているタイミングで行うのがおすすめです。

・まとめ


爪が伸びすぎると、皮膚を傷つけたり、剥がれたりして大変危険です。また、爪と皮膚の間に雑菌が入り不衛生になることもあります。
また、正しく爪切りを行わないと巻き爪になったり、爪の変形に繋がる場合もあります。正しいケアを身に付けましょう。

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