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プレゼンに"なんとなく"はいらない!


SAPプレゼンテーションセミナー代表の相本さち子です。
テレビ通販のMCの経験で培ったセールススキルをもとに、営業職や販売職の方向けの人材教育を行っております。

先日とあるコンペでプレゼンテーションを聞く機会がありました。
5社が参加し、どのプレゼンも非常にわかりやすく、資料もきれい!
そして各社かなり場慣れされてるとお見受けする精鋭の方々がプレゼンターとして登場しました。

そんな中で気づいたことが一つ。
プレゼンの中身は5社それぞれ違いましたが、最初のスライドだけ全社が一致していました。
皆さん必ず会社概要から入られるのです。

会社概要って数字が多くてパッと頭に入ってこない上に、説明に結構時間がかかるのでプレゼンターもやや早口に。
プレゼンを聞いてる側をチラ見しているとわたし含め、そこ、あまり聞いていませんでした(爆)。
正直、会社概要って各社そこまで差がない上、口頭でお話しされても理解しづらく、「あとで資料読もうっと」という感じ。でも、一般的なプレゼンって会社概要から入るパターン、多いですよね。

プレゼンの冒頭はいわばつかみの部分。
ある種、最も大切な部分と言えます。
そこでみんなの注意が削がれるネタを持って来るってすごくもったいないと思んです。
テレビ通販なら秒でチャンネルを変えられてしまうNGパターンです。

つかみに会社概要を持って来ることが、なんらかの理由で効果的だと判断した場合はいいのです。
でも、おそらくですが「なんとなく会社概要から入るのがセオリーだよね、フツー」というように、戦略なく構成している場合が多いのではないかと思うのです。

会社概要以外にも、商品説明するときはブランドストーリーから!とか、5W1Hを入れなきゃ!とか、この「なんとなくセオリー」って世の中にたくさんあります。

繰り返しますがつかみはとっても大切です。
俯瞰で見ながら戦略を立て、構成を練ってつかみ部分を選ぶべきではないでしょうか。

余談ですが、そのコンペで決まったのは1番プレゼンが上手だった会社。
提案内容自体が魅力的だったのはもちろんですが、プレゼンが上手い方がいらっしゃるだけで、その会社自体のイメージアップになっていたのは間違いありません。

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