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FXでの資金管理とトレードにおいての勝率のカラクリ

FXで必要なことを最初に説明すると、ずばり『資金管理とメンタル』が重要です。どの位大事か例えるなら資金管理とメンタルが8割、チャート分析1割、手法1割ですかね。
FXで勝てていない人ほど勘違いしてますが、勝てる手法を探して色々な手法にチャレンジする→覚える前に『この手法は勝てない 自分には合ってない』と思い込み他の手法を探す→上記のサイクルの繰り返しで結局勝てずにFX退場する このような人非常に多く感じられます。
 私自身も過去には負のサイクルに踏み込んでしまい、勝てないから他の手法試す→安定して勝てないから別の手法を探す→繰り返しているうちに1年経っていて年間マイナスのころも初心者のとき経験しました。
 現在は独学での手法も確立してますし安定して結果がついてきてますが、本当に勝てるようになったのは、勝てる手法を確立したことによってメンタル(精神的)に安定することで正常な判断でのエントリー、損切り、利確を行えるようになったからだと実感してます。つまり手法なんて本来なんだっていいんです。自分のトレードスタイルに合っていて絶対的な自身の手法を見つけられ自信をつける事が目的で、正常な判断での取引をひたすら行うことがFXにおいての勝ち続ける唯一の近道であり、難しい課題でもあります。

 今回は手法、チャート分析の話しは行わずに資金管理とメンタルのみを書いていきます。

資金管理とメンタル

 最初に資金管理について話していきます。資金管理とは自分の運用資産が増えるにつれてリスクを減らしていくことが大事です。例えばFXにおいての資金管理はいくつか有り
 🔲含み損を拡大させない為の損切りを行う
 
 🔲ナンピンして相殺、含み損を減らしたところで手放す

 🔲資金を入金して口座の維持率を上げて強制ロスカットを避ける

 🔲現在持っているポジションの枚数を減らす

などいつかありますが現実的に長い相場で生きていく上で必要なのは一番上の含み損を拡大させない為の損切りを行う これに尽きます。もう一つ組み合わせるなら半分損切りを行い、様子をみて少し含み損がある程度減ったら残りを決済するなど、入金やナンピンでの解決よりも大切です。
 そして資金管理の考え方ですが、先程話した資産が増えるにつれてリスクを減らすことと書きましたが、海外FXで例を挙げると1万円に対して50pipsでゼロカットのところでエントリーを仮に行います。無事に100pips利益取れました。口座残高は3万円に増えました。逆にゼロカットになりました。1万円失いました。
 上記の方法だとRRもよく理論上2回負けても3回目で
勝てば±0です。しかし、口座に10万円あった場合に同じことをしたらどうでしょう。30万になるか10万円無くなるかだと同じRR比率でも無くなってしまった場合のお金のリスクを考えると良くないことが分かりますよね。100万円だと尚更ギャンブル性のお祈りトレードになってしまいますよね。
 仮に10万円でトレードを行う場合は2万円損失に到達した位置で損切り、100万円だと5万円損失に到達した位置で損切りを行うとします。10万円だと全体資金の20%となりリスクも多少は残りますが、少ない資金から増やしていく場合ある程度の運用資金に到達するまで多少のリスクを追う必要もあります。仮に負けても2万円なら比較的早い段階で取り返せる気になりませんか?これを100万円に対して損失20出した場合は簡単には取り返せないですし、正常なメンタルでトレード出来なくなってしまいます。こうならない為に定期的に資金の見直しを行いましょう。
 FXは私の考えからすると投資ではなく投機の部類に入ると考えてます。実際投資とは株など運用金額に対して月利2%年利10%などと緩やかに資産を構築していき、金額にが多いほど利回りが比例してきます。
 対するFXにおいては元金と比例しないので、瞬間的にお金を稼げますよね。スキャルピングやデイトレードの1日で月利2%を達成することも難しくはないです。しかし、瞬間的に増える=瞬間的になくなるリスクもあるわけですので、責めるより守りながら勝つ事をしていかなければ資金はいつか尽きてしまいます。なので、トータル勝率をあげることも重要です。 
 そして、ここが大事なとこですが、先程話した損切りの金額目安についてです。エントリーで例を上げます。
 仮に10枚でドル円の値段が1円上がったら一万円増える計算での例です
 1番目 ドル円130.000で10枚ロングエントリー 損切り設定は129.800 
 2番目 ドル円130.000で5枚ロングエントリー 損切り設定は129.600
 3番目 ドル円130.000で2枚ロングエントリー 損切り設定は129.000
 同じ金額、%での損切り設定を行う場合、損失幅は同じですが、背負っているリスクが異なります。
 説明したいことは、枚数を増やす=デイトレードやスキャルピングでの短い時間でのリスク
枚数を減らす=値幅を抜く中長期のスイングトレードでの複数のエントリー箇所の機会損失
 つまり、スキャルピングやデイトレードを基軸とした方が枚数を極端に減らしてトレードしても効率が悪いですし、スイングトレードメインの方が枚数を増やすのは当たり前のことですがエントリーと資金管理のバランスが合っていません。勝ててない人の共通点の一つにここで話した資金管理とエントリースタイルのバランスが合ってない方が非常に多いです。特に多いのが、デイトレーダーの方が極端に枚数少なくトレードして負ける回数が多く、一撃で取り返しにいって全部刈り取られる『コツコツドカン』型が圧倒的です。
 もう一つは原資を抜くことでトータルでの負債を抱える事なくトレード出来るのでこちらもお勧めです。
 原資を抜くとは最初に投資に費やした元金を口座から出金することです。これにより最悪口座が壊滅的に負けたとしても投資金額は0の状態で取引してるので多少心にゆとりを持つことができます。

人は嫌なことから目を逸らす

見出しの通り、お金が減ることは現実を受け入れたくなくなり、いつまでも損切りを行わずにいつか戻るだろう 戻ってくれとお祈りトレードになりがちで、逆に含み益は早く利益を確定させ資金として形に残したくなるといった『損大利小』になりがちです。しかし、実際には反対の『損小利大』を行わないと資金は増えません。
 損小利大を行うことが非常に難しいです。含み益を伸ばすこと=利確を行わないから含み益がなくなる可能性もある 損切りを浅めに行う=いわゆる損切り貧乏になり一回で利益を取る値幅が多くないと利益がとれない
 説明している私が言うのもあれですが、本当に難しいです。おそらくFXを続けていく、生き残るうえでの永遠の課題です。
 ただ、含み益を伸ばす練習を行うことは出来ます。仮にドル円で130.000でロングポジションをもつとします
 レートが130.300まで上がりました 
 ここでSL(ストップロス)を建値(エントリーしたレートと同じ位置)より若干上の130.020などへスライドし、TP(テイクプロフィット)を130.600などへ変更
 チャート画面を閉じて放置  です。

 デイトレードやスキャルピングではチャートを見る時間を作ることは必要ですが、利益を伸ばす練習の時にはチャート画面はあまり見ないほうが良いです。利確したくなってしまいます。
 含み益がでた状態でSLを建値付近にスライドする事により負けは無くなります。なのでチャートをみる必要もないわけです あとは目標値のTPまで放置で大きな利益か引き分けの2択なだけです。仮にレンジ相場などに入りなかなかTPまで届かない時は手動で決済すれば良いのです。 『利確は正義』いろんな方が言ってますが、私もそう思います。SL、TPをセットしていつもより長めにポジションをもつ練習を行うことが重要だと私は思っています。私はこの方法を行なってから含み益が出てもTPまで握れる握力をつけることが出来ました。まだ利益を伸ばすことが苦手な人是非この方法を試してみて下さい。

結局は正常な判断が出来る状態を保てるか

 色々ごちゃごちゃ書いてしまいましたが、結局は冷静にトレードが毎回出来れば良いのです。冷静に保つ為に各々がルールを決めて淡々とトレードをしていくことがメンタルの強化、資金管理に繋がって来ます。
 資金管理には明確なものがありません。トレードスタイル、時間など皆さん同じではないので当然資金管理も各々異なります。自分に合っている資金管理をみつけられれば相場で生き残ることも、定期的に利益を積み上げることも出来ますので色々試行錯誤して試して見て下さい。


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