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2024/9/7急増したシャヘド

また少しシャヘドについて考察しようと思う

まずは直近3ヶ月に使用された数と撃墜数
撃墜/発射数
6月→310/328機
7月→347/427機
8月→656/790機
そして今月→164/220機
6月1日から9月6日まで合計すると、1477機/1765機になる。

次に2023年の同期間を比較してみようと思うが、残念ながらこの頃は発射数を記録していないので撃墜数のみになる。
撃墜数
6月→157機
7月→199機
8月→149機
9月1日~6日→60機
これらも合計すると、565機撃墜

先月参謀から出ていたシャヘドの迎撃率から、2023年の565機撃墜の発射数を割り出してみよう。
参謀が出していたシャヘドの迎撃率は66.36%なので、565機/851機と推測できる。

その差分を計算すると、発射数は1014機も増加している。(しかし2023年の発射数は割合から算出したもので、正確ではないことに注意が必要)
ロシアはわずか1年でこれだけのシャヘドの量産、または輸入に成功している。そして次の2つの要素は、確実にこのシャヘド発射数増加に寄与しているものだ。

1つ目
タタールスタンにあるアラブガ工場、2021年から1年毎に現在までの変遷をタイムラプスにしたもの。白い屋根の建屋が複数建築されているのがはっきり見て取れる。特に2023年から2024年の変化が大きい。すでに量産体制は整っていると見て間違いないだろう。

2021年~2024年のアラブガ工場のタイムラプス

2つ目イランからの輸送機は、EP-PUSとEP-PULの2便が主だったが、これに加えてRA-76360とRA-76502が見つかった。RA-76502は、9月6日時点ですでにフライトがある。画像のフライトは、モスクワから一度マハチカラで反応が消えている。その後、マハチカラからイランへと飛行していた。
恐らくイランと往来する輸送機は他にもまだある。あとは、アラブガ工場から出荷されるシャヘドを輸送する国内便の動きも注視する必要がある。

9/6にあったフライト

以前の記事と重複する点があるが、工場の変化と新たなフライトの判明は大きい。


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