日本語教師の仕事 模索中
昨年末、日本語教育能力検定試験に合格してから、ずっと、どんな働き方ができるか模索していました。
「50代、初心者、経験なし、英語ダメ」という条件が、すでに選択肢を狭めていますが 現在の仕事を続けながら?それとも辞める? 地元で働くか?県外か?海外か? などなど、環境の変化も迫られます。
ちょうど合格通知がきて間もない頃、日本語パートナーズの募集があり、チャンスとばかりに申し込みましたが、書類審査で落選。 その後、気を取り直して、情報収集を始めました。
TwitterやWebの情報によると、養成学校を卒業したら、日本語学校の非常勤で働くのが定番らしい。いきなり専任になるより、いくつかの学校を掛け持ちして様子を見ながら、経験を積むのがいいらしい、とのこと。
でも、わが地元には就職できる日本語学校が1校もなく、掛け持ちどころか、経験を積む場もありません。 技能実習生が働く企業に営業に行くか。 教員免許を更新して、小中学校の日本語指導の補助教員になるか。 フリーランスとして自分で教室を持つか。
いろいろ妄想は巡りましたが、実際の教授経験が圧倒的に無さすぎて、何から始めたらいいのか、まったくイメージが湧きません。
地元のボランティアが運営する日本語教室に数ヶ月参加して、この地域の需要をリサーチしたところ、お金を払ってまで学びたいという人は、そんなにいなさそう。 このまま、ボランティアで細々と活動していくしかないのかなあ。 なんて、気持ちが行き詰っていた頃、この記事を読みました。
https://ej.alc.co.jp/entry/20190225-nafl-1_1
60歳を目前に日本語教師になり、3年間タイに滞在して日本語を教えていらしたという方のレポ。 日本語教師を目指した動機も共感できるし、なにより、わたしより年上の方が、一人で海外で日本語教師を始めたということに、どん、と背中を押されました。
こういう記事だから、いい面をクローズアップしているだろうとは思うものの、やってやれないことはないんじゃないか?という気にさせられました。
そもそも、わたしが日本語教師を目指したのも、海外で働きたいから。 でも、現在の仕事を辞める踏ん切りがつかず、その思いも「いつか、行けたらいいな」という遠い夢のような存在になっていました。
この記事を読んで、年齢的にも、モタモタしてる時間はないぞ!と、叱咤激励された気分でした。
そこで、あらためて海外の求人をネットで探してみました。今まで行ったことがあるタイ、台湾、マレーシアがいいなと思って探しましたが、「30代」「50歳まで」など年齢制限があるところや、初心者不可のところ、その国の言語ができること、など条件が多いのです。
そのなかで、年齢制限がなく、初心者でもOK、という学校に、履歴書を送ってみたところ、面接の通知がありました。
ずっと自営業だったので、就職のために面接を受けること自体初めてなら、Skype面接も初めて。しかも模擬授業もするということで、めちゃくちゃ緊張しました。
面接では、海外で暮らすこと、日本語教師として働くことの覚悟を問われました。ついに一歩踏み出してしまった・・・と、震える思いです。
夫とともに作り上げ、25年間積み上げてきた現在の仕事を手放し、50代半ばのからだで、海外で一人暮らしをしながら、新しい仕事に就く。 そのことが、一体どういうことなのか、少しずつ現実味を帯びて感じられるようになってきました。
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