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✨ちょうどよい子育てスタイル✨

私は、人と関わり合う仕事をするようになって、ますます「人」について学ぶことが多くなった。心理学をはじめ、脳科学、NLP、コーチング、マインドフルネスなどなど、独学のものもあれば、きちんとした講座やクラスをとることもあった。知識を増やしたいとか、仕事に活用したいとか、、、そんなに深く考えているわけではなかった。ただ、ただ、「人 」について学ぶことが楽しい。

最近、ポジティブ心理学を応用した子育ての講座(全4回)があったので、自分の脳みそをアップデートするつもりで受けてみることにした。

今日は、その第一回の内容をまとめてみようと思う。

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テーマ「ちょうど良い子育てスタイル」

「ちょうど良い」と言う感覚は、人それぞれ違うし、しかも子育てとなると相手も人それぞれ違うので、子育ての湯加減を調節するのは、なかなか難しいと思う。私の子育てモットーは「いい加減が、良い加減」だ。別に、子育てをいい加減にしていたわけでは決してない。ただ、だからといって頑張り過ぎもしなかった。そんな遠い記憶を思い出させてくれる内容満載の講座だった。

【支援的子育てスタイルをめざそう】

子育てのスタイルには3つある。1「統制的Authoritarian」2「支援的Authoritative」3「迎合的Permissive」

1「統制的Authoritarian」スタイル:親がなんでも決めて一方的に子供に指示するスタイル。親の考えを説明することもなく、子供の感情もそっちのけ。 👉日本人に多いスタイル(歴史的背景の影響が強い)

2「支援的Authoritative」スタイル:子供の気持ちを認め、親の考えをきちんと説明し、”ちょうど良い”制限と妥協を持ち合わせたハイブリッドなスタイル 👉これが子育てにはベストなスタイル💮

3「迎合的Permissive」:子供の思い通りさせるスタイル。子供とぶつかることが少ないが、その後に何かしらの影響がある場合も多い 👉忍耐力の弱い親の逃げ道となる場合が多い(私の肌感w)

【支援型スタイルのKeyポイント】

支援型スタイルで重要となるのは、、、ズバリ、、「共感すること」! 「共感」とは、同情や同意ではない。子供(人)の言った意見や感情を同じにする必要はなく、ただただ目の前の人の気持ちを認め、それを伝えること。泣いている人には、「悲しかったんだね」。怒っている人には「悔しかったんだね」。どうしよう、、、といっている人には「悩んでいるんだね」

感情面では、暖かく気持ちを認め共感的に。思考面では説明を用いてコミュニケーションが多い。行動面では、適切でない行為は選択し、制限を定めることも大切。

共感的に聴く時のキーポイントは、3つ。

①注意を傾けて、よく観察する:感情や、言葉だけでなく、生理反応や非言語要素(表情や声のトーン)なども観察する

気持ちを認める:相槌、そうなんだね。ジャッジはしない。

子供の気持ちを表現する:気持ちを否定やアドバイスではなく、ただ気持ちを言葉にして返してあげる。ネガティブな感情も持ってていい。

共感は心理的、社会的、身体的に良い影響を与える。自己肯定感やセルフコンパッション、テャレンジ精神なども育む。ただ、我々が親から育ってきたのは、どちらかというと、統制型の子育てが多いため、意識をしないと、ついつい、共感することを忘れてしまう。「共感するスキル」なので、少しずつ練習することで、自然と身に付く。コントロールする目的ではなく、相手の理解と幸せと成長のために少しずつ実践していくしかない。

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この「共感すること」って、小さい子供はまだやりやすいと思うが、子供が大きくなって生意気になってくるほど、どんどん共感するのが難しくなる(というか、すっかり忘れて言い争ってしまうこともたびたび。) 思春期の子供は特に、どんなにすっとぼけたことを言ってこようが、いきなり否定するのではなく、まずは自分の感情を抑えて、子供の感情や思いに注意を払って共感することが重要。(自分を受け入れられた感が芽生える)いったん受け止めた上で、親としての意見や説明を加える(自分を受け入れてくれた人からの話は受け入れやすくなる)。そうすることによって、円滑な親子関係、人間関係が築かれることだろう。

「共感すること」は、言葉で言うのは、簡単だが、常に実践し続けるのは、難しい。人間だもの。毎回できなくたっていい。思い出した時に、実践できればよしとしよう。子供ならまだしも、気の合わない大人に対して、共感するというのは、相当ハードルが高いしね。自分のできる範囲で、少しずつトレーニングしていこう!


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