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生命(いのち)と身体(からだ)へのセンス・オブ・ワンダー

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2014年に常陽新聞に連載したコラムです(全13回)。 私が生と性を語る上でベースとなっている経験や思いについて綴りました。 常陽新聞は2017年に廃刊となりました。改めてこの… もっと読む
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記事一覧

いま、ここに在る「自然」

 「センス・オブ・ワンダー」とは、自然界の神秘さや不思議さに目をみはる感性のこと。「沈黙…

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「物語」に出会うということ(前編)

 私が「センス・オブ・ワンダー」を伝える活動として届けている物語の一つに、「誕生学」があ…

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「物語」に出会うということ(後編)

 私自身が、ヒトの誕生という壮大な「物語」に出会ったのは、高校生の頃でした。  その物語…

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鼻からスイカって本当ですか?

 中高生の女の子から、妊娠や出産について、不安げな質問を受けることがよくあります。中でも…

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あまーい、おっぱい生活

 初めての出産から四日目の朝のこと。産院でシャワーを浴びていると、乳首の先からぽたぽたと…

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「私はどうして生まれたの?」に答える物語(前編)

 皆さんは、自分がどうして生まれてきたかを、親からどのように教わったか覚えていますか? …

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「私はどうして生まれたの?」に答える物語(後編)

 「お父さんとお母さんの『命のもと』はどうして出会ったの?」。私は動揺しつつ、「お母さんの『命のもと』はお腹の中に、お父さんのはおちんちんの隣にあって、それが出会ったのよ」と答えました。「そうなんだぁ」と、娘はあっさり納得しましたが、私は『核心』に触れずに済んでホッとした気持ちと、きちんと話せなかった無力感とで複雑な気分でした。今なら、もう一言こう付け加えるでしょう。「男の人はおちんちんが長いよね。だから『命のもと』を女の人のお腹の中に届けられる。素晴らしいデザインだよね」と

月に一度の「ギフト」

 温かいハーブティーを飲む、難しい仕事は少し延ばしてゆったりと過ごす、甘くて暗い音楽を聴…

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無邪気に、おちんちんの話

 谷川俊太郎の詩に「男の子のマーチ」という作品があります。『おちんちんはとがつてて/月へ…

命をいただく、ということ

 先日、高校での講義の後、見学していた教育実習生から質問を受けました。「小学生から『なぜ…

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親子で楽しく!「うんコミュニケーション」

 「うんぴ・うんにょ・うんち・うんご」という絵本を知っていますか?私の心をわしづかみ、素…

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自分が、体の主人公!

 久々に中学2年生の長女が熱を出し、クリニックに付き添いました。彼女が0歳の時からお世話…

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「私」という、ワンダーランドへ

 3年前にジョギングを始めました。東日本大震災の後、思うところがあって、自宅の小さな菜園…

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