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マイクロプラスティックは脳の働きを阻害し、行動に異変も

マイクロプラスチックは、環境や人体に悪影響だと言われていますが、哺乳類にとって実際にどう影響するのかは、今まであまりわかっていませんでした。

マウスを使った研究では、糞便にマイクロプラスチックが含まれることは予想されましたが、消化器系以外にも複数の臓器の組織において、マイクロプラスチックが蓄積していることが確認されました。

消化器官の中心部だけでなく肝臓、脾臓、腎臓の中の細胞にも、マイクロプラスチックが発見ました。これは血液を通じて入りこんでしまったと思われます。

マイクロプラスチックの濃度を変化させてマウスに与えてみると、濃度が濃いほど、行動が不安定になり、落ち着きをなくすことがわかりました。

また、物理的に脳を調べてみると、高濃度のマウスの脳に炎症が見られ、アルツハイマーの初期段階を関連する物質の低下も見られました。

この研究は続けられていくとは思いますが、結果が分かったときには人間に大量にマイクロプラスチックが蓄積されているかもしれません。早い段階でマイクロプラスチック問題を解決する必要があると思います。


                    出典   GIZMODO


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