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フェアトレードから考えること。

こんにちは、fairview代表の高橋です。


本日はフェアトレードという概念について色々考察して見たいなと。


フェアトレードって何?


簡単に説明すると、下記の通りになります。


”開発途上国の農産物や製品などを、単に市場価格で買い付けるのではなく、農家の生活が成り立つように考慮したフェア(公正)な価格で輸入・消費する貿易のしくみ”


めっちゃ大切な考え方ですよね。


私は商社マンとして5年間、東南アジアからエビを買い付ける仕事をしていました。


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とてもやりがいのある魅力的な仕事でしたが、ミャンマーやバングラデシュのエビ工場で小学生くらいの子供が労働している現場を見てきました。


工場の経営者に聞くと、日本が要求する値段でエビを売るためには賃金の低い彼らに働いてもらうしかないし、彼らもお金がないから自分で選択して働いている。


とのこと。


何かがおかしい。

フェアじゃない。


と思い、自分のしていた仕事に誇りを持てなくなり、商社を辞める大きな要因となりました。


そんな個人的な体験もあり、関心の深いフェアトレードですが、実践している企業を紹介します。


京都に本社を構える株式会社小川珈琲さんです。




僕も学生時代、何度も京都三条店に通ってました。

確か友人がバイトしていた記憶もあります。


〇コーヒー生産地との「公平な貿易」

コーヒーの生産国のほとんどは、いわゆる開発途上国といわれる国々です。 コーヒー豆の価格は、国際市場で決められます。

遠く離れたマーケット動向を知ることが出来ず、業者との交渉の手だても持っていない立場の弱い生産者は、時として生産コストを下回る価格で売らざるを得ない状況に追い込まれてしまうことも。

その結果、生産や生活に必要な利益を得られず、不安定な生活を余儀なくされている場合があります。

「小川珈琲」は、2003年に国際フェアトレード認証ラベル商品の製造ライセンスを取得。2004年から国際フェアトレード認証コーヒーの販売を始めました。

また、世界フェアトレード・デー(5月の第2土曜)にちなんで毎年5月をフェアトレード月間とし、小川珈琲直営店にて特別メニューの提供や国際フェアトレード認証コーヒーの販売も行っています。

商品を購入することで産地の生産環境や生活環境の向上につながるフェアトレード。珈琲作りのパートナーたちの暮らしを守るために。

「小川珈琲」はこれからもこの取り組みに、より一層励んでまいります。

ー小川珈琲HPから抜粋ー

※1国際フェアトレード基準は、世界の貿易構造において不利な立場におかれた生産者にとって、 より公平・公正な取引条件を促進することを目指しています。

そのため、国民一人当たりの収入 レベルや経済格差、そのほか経済的・社会的な要素を考慮して、どの国・地域の生産者を認証対象 とするか方針を定めています。方針策定には、以下3つの指針をベースにしています。

主には開発途上国 とよばれる国々が、生産国としての認証対象となっています。

FAIRTRADE JAPAN から抜粋

日本でも同じことがおきています。立場的に有利な企業が、業務にかかわる中小企業に対してコスト削減のために無理な要求をしている。これが日本の貧富の格差問題にも影響しているかもしれません。


素晴らしい取り組みだと思います。


私はコーヒーを嗜好品として、毎日飲むのですが、なるべくこの国際フェアトレード認証コーヒーを選択するようにしています。


微力かもしれないが、無力じゃない。


1人1人の小さな行動が、大きなムーブメントにつながる。


皆様の日々の行動を少し見直すきっかけになれば嬉しいです。


ほんじゃあね。

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