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生分解性プラチックとは?

分解されるプラスチックとして話題にのぼるのが、「生分解性プラスチック」がある。では、「生分解性プラスチック」とは具体的には何か。

 「生分解性プラスチック」は、プラスチックと同じ耐久性を持ち、使用後は自然界に存在する微生物の働きで最終的に二酸化炭素と水にまで完全に分解されるプラスチックのことを言う。

しかし、すべてが自然環境で分解されていくわけではない。生分解性プラスチックの種類によって性質が異なっているのだ。生分解性プラスチックには3種類あり、それぞれ、コンポストで分解できるもの、コンポストおよび土壌で分解できるもの、水でないと分解できないものがある。

逆に言えば、生分解性プラスチックだからと言って海洋問題が解決するとはかぎらないということだ。

さて、ここで消費者は、どの生分解性プラスチックを使えば環境に優しいレベルになるのが疑問に思うだろう。今あげた中でも3つある。どの商品がどれを使われたかを知ったうえでを購入したいであろう。見分ける方法は何だろうか。

そこで、生分解性プラスチックの分解速度がそれぞれあいまいで区別しにくいのと、分解されない生分解プラスチックも存在するため、条件を統一し、高温多湿な環境で処理できる生分解性プラスチックの基準としようという取り組みがある。JBPA(日本バイオプラスチック協会)が定めている、「グリーンプラマーク」だ。

グリーンプラ

グリーンプラマークを表示できる有機化合物は、「紙・樹木等の天然有機物か、あるいは生分解性が国際標準分析法に基づいた生分解速度で60%以上のもの」に限られる。この生分解性速度というのは、確実にコンポスト施設内で、紙や樹木と同じ程度の速さによる分解を受ける、ということを意味している。

グリーンプラマークをつけてプラスチック問題解決しようという仕組みができた。それを活用するのも消費者である。プラスチック問題を解決するには、消費者の意識が非常に大切である。


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