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「魔法使いの卒業」製作裏話 #1

卒業

また今月も裏話を始めていこう。まず考えたのは3月の曲ということで卒業のお話なんてどうだろうと考えた。うんこれはいと思う。日本は農耕民族だから春に物事が始まる。何かを始めるのにとても気持ちがいい。ということはその前の冬の終わりに何かも終わる。この時期に卒業というのも納得できる。

欧米のように9月から始まるというところもあるのだが、やっぱり日本は4月に始まり3月に終わるのがいいと思う。ということで卒業の曲ということでちょっと静かな感じだろうか。ピアノの曲でアレンジするのがいいのではといううことで、ちょっとしっとりとしたコード進行とメロディーを考えた。

いろいろ調べたけれど、卒業をテーマにした曲はけっこうある。「卒業」って誰が歌っていたっけで年代がバレてしまうぐらい「卒業」の曲は多い。そこでやっぱり静かなしっとりとした曲が多いのは日本の卒業式の雰囲気とその時の季節だろうと勝手に関連づけて、コードとメロディーを考えた。

うんしっとりとした感じでいいかもとほくそ笑む。今回はピアノ中心で少しアレンジするぐらいでということでお話中心に考えていた。ある程度の話ができたので歌詞も言葉を選んで決めた。今回は早いんじゃない。ボカコレも迫っているからこのまま一気に仕上げてボカコレ曲にとりかかった方がいいな、なんて思っていた。

テリアとサリア

そういえば魔法使いシリーズは前回のボカコレ2022秋のときに「魔法使いの男の子」を出した。というと「魔法使いのライバル」のテリア、「魔法使いの女の子」のサリアを出したのはその前のボカコレ2022春と言うことになる。忘れていたわけではないのだが、そのあと「視線シリーズ」や「おたくちゃんシリーズ」をやっていて発表する場がなかったなぁと反省。ある日肩を叩かれ振り向くとテリアが立っている。

私「どうしたのテリア。そんな怖い顔して。」
テリア「神!(創造神たる私のことです)私たちのことを忘れていませんか!」
私「えっ、あっ、いや忘れているわけではなかったのだけれどね、他にも視線ちゃんとチョコ君とかおたくちゃんの二人とかね、進展させたかったんで遅くなっただけだよ。」
テ「じゃあ今度はサリアか私になるのですか?ちょっとノート拝見。」
私「あっ、それは企業秘密でして……」
テ「これ私たちのお話ではないですよね。また見送りですか?このまま魔法使いシリーズは終わらせるのですか!」
私「いやいやこれ卒業だから、サリアとテリアの話だよ。(^^;)」
テ「そうですか。それならいいのですが、私は彼を好きになって魔法を使えなくなったのですが卒業できるのですか?」
私「えっと〜、きっとできるよ。」
テ「どうやって?」
私「う〜ん。」頭抱える。
呆れるテリアに次の曲は魔法使いシリーズでと念押しさせられる。

と言うことで魔法使いシリーズになりました

まあちょっとあんまりにも放っておくのもなぁということで魔法使いシリーズです。その前に考えていた話は?はい、今回は白紙に戻ります。いつか何かの折に頭の隅から出てくることを期待しましょう。せっかく歌詞まで当たっていたのになあ。

テリアと約束したとはいえ、どんなお話にしよう。とっさに言ってしまったけれど、どうやってテリアを卒業させようか。魔法が使えない魔女の卒業?可能なんだろうか? う~ん鉛筆鼻の下モードです。


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