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「チョコのゆくえ」製作裏話 #4

気持ち

かわいらしいふたりにかわいらしいアレンジをしてあげたいと思っていた。しかしなんだかしっくりこない。キラキラシンセとかいろいろ入れてみたけれどなんだか違うなぁ。ここで結局進まず2日経ってしまう。いろいろやらなくてはいけないことや持ち帰った仕事とかをこなしているうちに、Logic立ち上げこっくりこっくりしていたので寝ることにした。

もうあと残りわずか。背水の陣で告知を上げた。そうしたら、「いいね」はつけてくれるは応援のメッセージはいただけるはで元気になった。(^^) もう無理なんじゃないかというときには頭が回っていないが、こうやって励ましをいただいたあとはやっぱり考えられる。「少し遅らせてでも…」ということも言ってもらった。そうだ何を1日にこだわっているのだ。できる限りやってできたら1日にだそう。できなかったら少し遅れてでも出してみよう。そう吹っ切れたとき迷宮から出ていた。

落ち着いて考えてみると、今回はチョコ君の心情を考えていなかった。かわいくすることばかり考えていた。かわいくはしたいのだがそれが一番ではないのだ。チョコ君は視線ちゃんがチョコ作りをするというので、もしかして自分にと期待する。いやいやいやいやと顔の前で手をぱたぱたさせて全力で否定したあと、新しい恋を応援することを決意する。

応援のため視線ちゃん家にお邪魔したとき、自分で作ったおみやげチョコ菓子をお母様に渡し台所を借りる。本命の彼を自宅に呼んでチョコ作りはしないよなぁと思い直し視線ちゃんをみると真剣な眼差しでチョコを作っている。去年渡せなかったチョコを渡せるといいねと本気で願う。

そのために自分にできるのは最高のチョコを視線ちゃんに作ってもらうことと思い、全力で視線ちゃんのサポートをする。
こんな感じなので、チョコ君の気持ちは上がったと思ったら、下がったりしている。まあ青春のときの心の動きは忙しいのだ。期待と絶望の繰り返し。それが普通のことなのだ。あははは〜。(^^;)

いやまてこれを曲の後ろでかけたらいいのではないか。まさに上がり下がりはアルペジオで表現したらどうだろう。上がっては下がる感じが伝わっていいのではないだろうか。それでできたのがサビのうしろのアレンジです。これをキラキラシンセで鳴らしたらバッチリ。もう今までのやつが思い出せないぐらいにはまったのでこれで行こうと決めました。チョコ君、君の気持ち曲にのせたよ。みんなが聴いてくれるたびに君の心の中の音が響くんだよ。


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