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夫婦仲が悪いと感じている人は、こっそりiDeCo (個人型確定拠出年金)を始めたほうがいい?

近年、iDeCo(個人型確定拠出年金)のメリットについて、新聞やマネー誌等のメディアで採り上げられる機会が増えています。NISA(少額投資非課税制度)と比較されることも多いiDeCoですが、具体的にはどのような人がiDeCoを始めるべきなのでしょうか?

ここで、夫婦仲の悪い家をイメージしてみましょう。日本では約3分の1の夫婦が離婚すると言われていますが、熟年離婚が珍しくなくなった昨今、最後に揉めるのは決まってお金の話です。

一般に夫婦が離婚する際、預貯金や不動産などの共有財産を半分ずつにして分けるケースが多いのですが、iDeCoで運用した資産について、「定年を迎えるまで15年以上あり、受給が不確実てある」といった要件等を満たせば、財産分与の対象から外れるという裁判所の判決が出ています(NISAで運用した資産に関しては、財産分与の対象となります)。

仮に、30歳から60歳までの30年間、毎月2万円をiDeCoに拠出し、2%複利で運用を続けた場合、60歳時点で約1,000万円の資産が形成されます。当然ながら60時以降も、運用を続ければ続けるほど資産が増えていく可能性が高まるでしょう。

もちろん、夫婦仲がいいに越したことはありませんが、将来的に熟年離婚等を考えている方に関しては、その準備段階としてiDeCoを始めてみても良いのではないでしょうか。

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