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視聴結果:あしたのジョー2

サブスクに入って以来、定期的に新エピソードが配信されるモノは別として、連続モノのドラマは「2つまでに絞る事」を自分に課している。
観たいモノ・気になるモノは沢山あるのだが
いかんせん年を取るとこれ以上増やすと頭の中で話がゴッチャになるのだ。
で、ここの所は「GOTHAM」と「あしたのジョー2」の2作品を集中して視聴してきた。
今日ようやく「あしたのジョー2」全47話を観終わったので、感想でも書いておこうと思う。

アニメ「あしたのジョー」というと殆どの人が、尾藤イサオの主題歌や力石との激闘といった1作目のほうを思い浮かべると思う。
でも、ホントに素晴らしいのは「2」のほうだと声を大にして言いたい。
何なら全てのアニメーションの最高峰は「あしたのジョー2」であると。
コレが観れるなんて日本人として生まれてホントに良かった。

放送は80年代前半なので当然作画は手描きなのだが、この作画こそが昨今のCGを活用したモノをさえ遥かに凌駕している。
動きも然りで、金龍飛のチョムチョムやホセとの最終戦など観ていて、正に手に汗にぎるという感じで試合が進んでいく。(天才的な演出の妙もあるんだろうが…)。
さらに主題歌である。
初期opのおぼたけしの「傷だらけの栄光」も良いのだが、後期opの「ミッドナイトブルース」が渋過ぎる。(自分のカラオケの18番)
これとタメ張れるのはアニソンではチャーリーコーセイの「ルパン3世」のedくらいじゃあないだろうか。
さらに前半にて「力石の死」というトラウマを抱えてしまったジョーは試合になるとゲロを吐くようになってしまうのだが、そのゲロがキラキラした光で表現されるという最近のバラエティ番組の表現を40年も前に先取りしているのだ。

こんな凄いアニメを「クールジャパン」だの何だの言ってる連中に改めて今一度観て貰いたい。
そして知ってもらいたい。

日本の「クール」ってのはこういう事だぞと…。

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