視聴結果：デモンズ

さて、まずは最初に断っておきたいと思う。
自分は決して映画に対して造詣が深い訳では無いし、何なら映画好きでも映画ファンでもない。
若い頃は小難しい映画も格好つけて観てきたが、本来はホラーやSF・アクションといったキワモノのジャンルを愛好する下衆な人間である。
歳をこいてから「自分に正直でありたい」というコレまた下衆野郎が考えそうなベタな事を思い、格好をつけるのを止めた。
故にココで取り上げるのはキワモノの映画・ドラマだけであり、タイトルに「視聴結果」と入れてはいるが、別に作品そのものを評価をしたり、判断したりする気は無い。
映画やドラマの感想を言い合うような友達もいない哀しいオッサンが、まぁまぁ大きな声で虚空に向かって語る独り言。
ココで自分が書くのは只それだけである。

最初に取り上げるのは
正にキワモノ映画の「デモンズ」である。
この映画、ウチにビデオデッキ(VHS)がやってきた際に、初めてウチの兄貴が駅前に出来たレンタルビデオ屋で借りてきた思い出の映画なのである。
故に子供の時分に観たはずなのだが、どんな内容だったかをサッパリ思い出せない。同時期の「バタリアン」あたりの映画とゴッチャになってるのかも…。
…で、u-nextにて偶然発見し、視聴してみたわけである。
内容は一言でいえば、アメリカのバカなカップルがドライブシアターで観るのにピッタリな阿保映画。
パンクっぽいジャンキーが途中で乱入してきたり、ハードロックが全編で流れてたり、セックスをした女が化け物になったりとお約束通りで安心して観られる。
オチもどっかで見たよくあるオチで80年代ホラーを存分に感じられる「ノスタルジー」に溢れた一作だった。
…逆に80年代に思い入れの無い人には全く響かない映画だろう。
何より自分がこの映画の内容を覚えていなかったのは、あまりに得るモノが無い映画なので、脳がこんな映画に記憶容量を使う事を拒絶したからだと思われる。
今回の視聴で一番良かった事は脳によるその判断が正しかったと証明が出来た事かもしれない。

因みに、この映画には続編もあり、〜2、〜3と観た記憶はあるのだが、やはり内容は全く覚えていない。
…という事は…。