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旅に行くことになるまで スペイン・ポルトガル 3,000kmのロードトリップ スペインベテラン撮影コーディネーターのぶらり旅

旅に行くことになるまで

きっかけは色々な偶然から


もう10年ぐらい前、5月にコルドバでお世話になったKさんの夫Aさん一家のポンテベドラへの帰郷に同行、2週間ほど色んな所を観光し、Aさんのご両親とガリシアらしい生活を体験、すばらしい旅行をさせてもらった。その後もガリシア州には何度か行ったが、また行きたいな、とKさんと話していた。彼女の家に雑誌「Crea Traveller まだ見ぬスペインへ」があって、先輩Mさんがコーディネートした素敵なガリシアの記事が載っていた。翌日マドリッドに住む息子と電話で話していたら、「7月にビゴ(ガリシア地方)に行こうかと見ているんだ。安い飛行機のチケットがあってね」と言う。息子の家族(息子・嫁と孫)とは、時々旅先で合流するので、これはもう行くしかない。思い立ってビゴの友人Wさんに、「7月はどこにいますか?」「日本」「お家貸してもらえませんか?」「いいですよ」と即答。やった!とガリシア行きは決まった。家賃の話をしたら、代わりにWさんは仕事で日本やヨーロッパを飛び回っていてできなかった、バスルームのシャワーを浴槽に替える改装をやってもらえないかという。2-3日で簡単にできるはずだというので引き受ける。Wさんの家はバヨナの海の前のペントハウスで、夏休みに最高のロケーション。持つべきものは友。

これをみて又行きたくなった

ガリシア州

ガリシア州には涼しい夏、海、おいしい海産物、肉、野菜、パン、チーズ等があり、その上オウレンセには素敵な温泉が何箇所もあるのだ。まだまだ行きたいところもある。しかし移動は車がないととても不便なので、1,000kmを北上するか、向こうでレンタカーを借りるか?としばし考える。まずは息子にバヨナに行くこと、ビゴに住む友人のEさんには、この時期にいたら一緒に遊んでくださいね、と知らせる。出張がちな人だが、7月はいるという。そして調度彼の友人がこの時期3日間日本語スペイン語の通訳を探しているがどうですか。と打診される。早速その会社にコンタクトする。

旅は道連れ

後日私と同じ36年マラガに在む日本人の友人Rさんに会った時、ガリシア行きの話をする。彼女は同い年の独身女性でよく旅を一緒にするが、お勤めをしているので「無理だよね?」と聞くと、「ちょうど誕生日だから休んで行こうかな」と言う。実はビゴのEさんは彼女の弟で、「皆で11日のRさんの誕生日を祝おう」となった。彼女は早速帰りの飛行機を見て、7月6日出発14日飛行機でマラガに戻ることが決まり、行きは一昨年他の友人と3人でポルトガルのオポルトに行った時に候補にあった、アヴェイロと、彼女が前から行きたかったというモンサントに寄り道しながら車でバヨナに行くことに決め、私はさっさと宿を予約した。

旅は道連れ、ともう一人 

そして息子たちが帰った後、マドリッドから30年来のスペイン人の友人Aが来ることになる。彼女は反対側の北スペイン、ウエスカの出身。ガリシアを楽しみ、バスタブ改装が終わったら、私と一緒に運転して、アストゥリアス州で彼女の友人を訪れながらウエスカに行く予定。ウエスカ近辺でしばらく過ごしてから、一緒に少しずつ南下していこうという事になる。こうしてトータル3,000km以上の車の旅、ロードトリップのゆるいスケジュールが決定した。楽しい夏になりそうだ。


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