33日目スペイン・ポルトガル 3,000kmのロードトリップスペインベテラン撮影コーディネーターのぶらり旅
33日目
昨夜は涼しく静かで快適に眠れた。朝食後散歩に。近くに湖とカバルセノ自然公園
Parque de la Naturaleza de Cabárcenoがある。750haの鉱山の跡を人工的に動物のためのスペースとして整え、車で動物を見て回れる所で、動物達の繁殖も多いそうだ。象たちは、お互いを名前で呼ぶらしい。規則正しく6時には小屋に帰って休むそうで、微笑ましい。久々に見た牙のある象たちが、楽しそうに水遊びをしていた。いつか孫と来よう。
湖の周りはキャンピングカーを停められるようになっていて、木陰で家族が朝食をとっていた。柳があって、泳げるそうだ。のどか。
リエルガネスと言うスペインで最も美しい村の1つを訪れる。果物、野菜、とカンタブリア地方名物のアンチョビの缶詰をお土産に買って車に。パンは表に看板のない玄関を入ると昔ながらの作業場の片隅にパンが積んであり、これから散策するので取りおいてもらう。
ここは鉱山と火薬で栄えた村だそうだ。村の入口に半魚人。伝説があるらしい。石造りの街並が風情がある。緑も多く川には石橋、そしてその横に半魚人伝説の案内所と彫刻があった。ロックのライブをよくやるバルでビールを飲んで休憩。
帰りにパン屋によると、おばあさんがいて、パンを1つおまけしてくれた。(笑)
午後には絶景の海岸沿いを散策。トゲのある植物が群生していて、ちょっと歩きにくいが、おかげでたくさん人は来ないそうだ。いろんな形の岩があるダイナミックな景色。遠くの岩場に人がいて、満潮になって帰れなくなったようだが、助けを求めていないのでそのままにする。
潮の満ち引きはあっという間に起きるので、Mのお姉さん達も一度救出されたそうだ。大丈夫かな?戻ってカストロ島に渡る。大分潮が引いてきて、水面にギザギザ岩が見える。
今夜はAの元カレのレストラン El CazurroでAが夕飯をごちそうしてくれるそうだ。オーナーのNさんもウエスカ出身。地元の魚貝を、絶景を見ながら食べられるそうだ。rabas de maganoと言う地元のイカフライはカリカリに揚げてあっておいしい。ムール貝のビネグレットソースはピリ辛で初めて食べる味。イワシのフライはマラガとは違う粉。ビンナガは焼いて玉ねぎがのっている。どれもシンプルでおいしい。Nさんとも話してお会計を頼んだら、オーナーがごちそうしてくれた。ありがとうございました。
外はもうすっかり夜。
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