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『書店でじっくりと紙の書籍を選ぶ』それは至福の時間。

変化を繰り返す時代の波に乗りながら、書店とそこに並ぶ本に癒される。


小さなころ。
月イチくらいで、地下1階から地上3階まである書店に連れていってもらっていた。
カッコ良いオトナの場所、と思っていた。
仕掛け絵本をあれこれ見たり、平積みされた本から読みたいものをあれこれ選んだり。
ドリルや事典を見て、面白そうなのがあれば買ってもらう。

母は学びのために買ってくれたのだろう。
それらは皆、大好きなお気に入りのおもちゃだった。

漫画も小説も雑誌も参考書も、なんなら辞書まで。
製本されているものは何でも読んだ。…されていないものも何でも読んだ。

10代のころは、友達と近所の書店へ。
それぞれが別の本を買い、交換して読んだ。
書店にある新刊リストをチェック、発売日には自転車とばしてゲットした。

高校のころ。試験前の帰りが早い日。
勉強ではなく、書店めぐりをした。
ミスドで本を気が済むまで読んだ。

国家資格を得るために学んだ時期。
専門書を買いに大きな書店へ足を運んだ。
本は重いが足どりは軽かった。

小学生のわが子らと書店へ向かう。
それぞれ好きな本を手にとる。夢中になる2人。
小さな頃の書店の思い出と重なった。



どこかへ出掛けた時、そこに書店があれば立ち寄りたくなる。どんな本が置いてあるか、どんな風に置いてあるか。今その店で買われている本は。

新しい本を手にとり、そっとひらく時、心が喜ぶのを感じる。好みの表紙、装丁であれば、手にとらずにはいられない。

…そもそも、本のかたちそのものが好きなのだ。

新しい本の香りも、分厚くぴったりと重なった紙の感じも、持ったときの不思議と手に馴染むところも。

…ちょっとヘンかも(^^;


駅ナカの書店。
電車を待つ間にさっと寄ってみたり。
時間に余裕があればゆっくりと。
疲れた頭の休養に、書店に入る。

百貨店やモールの書店。
休日たっぷりの時間をかけて、たくさんの本に出会う。

大型書店。専門分野の学術書など求めて。
気付けば、専門でない本まで…(^^;


街から書店が消える事などあれば、
わたしはどうしたら良いでしょう?
わたしはどうなってしまうでしょう…

この怒涛の変化の時代こそ、
紙の本の並ぶ書店に、癒されれていたい。


読んでくれて、ありがとう。

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