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エジプト旅行記-2019.3〜ナイル川〜

エジプトで古代エジプトの建造物を見た時の感動は大きいものだったが、ナイル川もまた違う感慨深さを感じた瞬間だった。

小学生で歴史を初めて習うとき、アウストラロピテクスやネアンデルタール人の次に出てくるのが四大文明だった(気がする)。そしてまた、中学生の歴史でもネアンデルタール人から始まり四大文明が出てくる。情報の増える中盤にはすっかり集中が切れていたので、他の歴史の細かいところは知らない事だらけだが、四大文明の名称とそれにまつわる川だけは未だに覚えている。エジプトといったらナイル川!ナイル川といったらエジプト!ちなみに四大文明という言い方は、日本だけのものらしい。

そんな浅い知識の中、旅行が決まって読み始めた王家の紋章という漫画に感化され、古代ファラオの様にナイル川に太陽(ラー)が沈む瞬間が見たいと思った。ルクソールにはナイル川に面したホテルがたくさんある。値段が中堅クラスだったのでヒルトンホテルに予約をとった。日本よりかなりお得に泊まれ、とても素敵なホテルだった。

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オレンジ色の太陽が川の対岸にある王家の谷がある山に沈むところを、ビールを飲みながらのんびり過ごす。大人になってよかった〜と思った。めちゃくちゃ贅沢な時間だった。ちなみにイスラム教が9割と言われるエジプトでは、お酒は観光客相手のお店やホテルでしか提供されない。京都の鴨川みたいにビールをコンビニで買って飲む事は難しい。


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ルクソールは観光地なのでお店もそれなりに多いが、カイロに比べるとど田舎なので、ナイル川沿いは自然のままと言えるのだろう。とても雰囲気があってよかった。

対するカイロのナイル川は同じ川とは思えない都会の景観だった。タイムスリップものの映画を見ている様な気分になれる、ルクソールとカイロのナイル川の対比も面白かった。

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