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セクハラされても、おもてなし。それが世界に誇る日本の文化で、いいんですか?“はふぽのコラム”

こんにちは。ハフポストの榊原すずみです。
梅雨も明け、暑い日々が始まりましたね。こうなると、カラダも脳みそも暑さでトロトロに溶けて、もう何を書いたらいいのやら、まったく浮かびそうにありません。

でも、みなさんに読んでいただきたい記事、知っていただきたい人、コト、モノがあるので、こうして今週もはふぽのコラムを書いています。

新型コロナウイルスがなかったら、この夏、日本はオリンピックで盛り上がりをみせていたことでしょう。その事実が頭を過ぎるたびに思い出すのが、滝川クリステルさんの「お・も・て・な・し」(手の動作付き)です。

オリンピック招致の際にもアピールポイントになった、世界に誇る日本のおもてなしの裏側に関する記事が、今週の1本目です。

おすすめ①
世界に誇る日本の“おもてなし”、セクハラや時間外労働などのアルバイト経験から考える

一般社団法人 Voice Up Japan 発起人を務めた、山本和奈さんは「『日本のいいところは?』と聞かれて、『ご飯』ぐらいしかいつも答えが出ない」とTwitterに投稿したところ、「おもてなし」「サービスが良い」といった、リプライをもらったのをきっかけに、日本のおもてなしについて、改めて考えてみました。

本当に? 日本のおもてなしって日本に誇れるものなのだろうか?

これまでのアルバイト経験などを思い出し、出た答えは「NO!」。

オリンピックでアピールされた、世界に誇るおもてなしは、「お客様は神様」という独自の神話に基づいた、セクハラや搾取によってなりたっているのではないか?

みなさん、どうでしょう?
お店などでサービスを受けている時、つまりおもてなしをされているとき、どんな態度をとっていますか?
そのサービスのクオリティをキープするために、どれだけの犠牲や努力が裏側に隠されているか、考えたことはありますか?

本当に必要な、おもてなし、サービスとは?
一度考えてみてください。

おすすめ②
家族を捨てたい。「機能不全家族」から抜け出して…。理想の家族って、なんなんだろう?

家族って、なんだろう?
これは、私にとってこの仕事をする上で永遠のテーマなのかもしれません。
43歳になり未婚で、周りの友人たちが自分の家族を築くなか、ひとりで生きていて、どうしても好きになれない自分の母親と弟との関係、好きじゃないのに家族と思わないといけないのか、何かあったら駆けつけなくてはいけないのかという葛藤をいつも抱えているからです。

友人や勤務する会社(そこで出会う人々)はある程度、自分で選ぶことができるけれど、親やきょうだいは選ぶことができません。
自分の意志に関係なく、血縁という重い言葉でしばられた家族に苦しんでいる人は、意外と多いように感じます。

文筆家の小林エリコさんもその1人です。
「家族を捨てていいですか?」そんな思いを聞きました。

暴力を振るい、浮気を繰り返した挙句、家にお金を入れない父。暴力を振るわれても経済的な事情から離婚できず、自分に冷たく、褒めてくれたことがない母。ヤンキーになって家によりつかない兄。

この小林さんの4人家族は一体どんな末路を辿るのか?

家族だから、そして家族だけど、どうしようもないこと、あるんです。

おすすめ③
「かわいい」はタブーになったのか。他人の評価を気にせず、自分の「かわいい」楽しむには

この仕事をしていると、「使い方を間違えると、危ないな」という言葉がいくつかあります。

そのひとつが「かわいい」です。
人の容姿に関して使う「かわいい」はルッキズムにつながって、書き方を間違えると炎上を招く可能性を孕んだ言葉だと、私は感じています。
だから、記事の中でなるべく使わないようにしているし、使う場合も慎重を期しているつもりです。

ミス東大グランプリを獲得した「えにさん」は、おそらく、多くの人から「かわいい」という言葉を投げかけられた経験の持ち主でしょう。
ただ、ミス東大をとったことなど、さまざまな経験のなかで「かわいい」という言葉について考察してきた結果、「かわいいは正義であり、権利である」という結論を導き出します。

炎上したらどうしよう。
とりあえず「かわいい」って言ってるだけでしょうって、思われたらどうしよう?
そんなタブーと隣り合わせの「かわいい」が正義で、権利?

でも考えてもみてください。
自分の好みのワンピースを見つけた時「かわいい」とひとり、呟いたりしますよね。
道すがらすれ違ったフレンチブルドック(私の好みです)を「かわいい」と触らせてもらったりしますよね。

人の目なんて、炎上なんて気にせず、使えばいいんだ、堂々と「かわいい」を。
そう思わせてくれる、えにさんの考察をぜひ。



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