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水星の魔女を2話までみた感想

水星の魔女、かぁ。
なにが水星だよ、こちとら木星帰りでパプティマスでスイカバーのスペシャル様なんだぞ? オルガ・イツカは火星の王なので水星の魔女は崇めなさいよ。

――情報が公開された時はそんな微妙な印象だったけど、プロローグがシリアス路線で「いいじゃん!」となり、1話視聴後(遅れて木曜)に「百合ガンダムでファイアーエムブレムなのでオッケーです」となって物欲を刺激され、仕事帰りにエアリアルのガンプラを探してコンビニを回るハメになってしまった。

クール分割という情報から、時間軸の変化があって旧友と陣営を別にして戦う展開が期待できそうでニヤニヤしてしまう。
別かたれた百合の花が散る戦場、パープルトン展開(元恋人を庇う)が合法的にできてしまうの楽しみすぎる。

――水星の魔女を二話まで見て文章を書きたくなったので、感想というか雑記を思うがままにのせておく。

ガンダムは子供向けアニメなのか

水星の魔女は幼稚園から小学生ぐらいの子供が楽しんで見れるように作ってある、次世代のガノタを育成する作品なんだなぁという印象を受けた。
サンライズがバンナムの傘下になった影響だろうか。
ふつうに日曜17時に相応しい内容感がある。

主人公が高校二年生くらいの年齢(16~17歳)という設定は過去のガンダムから踏襲しているんだけど、体感的な精神年齢はもう少し下げてあり感情的で理解しやすいキャラ造形になっているのもうまいなぁと。
内面を掘り下げなくても、行動そのものを見て「なるほどこういうキャラね」と思えるような感じがわかりやすい。賢しい子供は登場しないのだ。

内容の展開的にも近年の「なろうアニメ」を意識して分析した結果が反映されているように感じる。学校の生徒のモブ具合とか特に顕著で、なんか笑ってしまった。
設定よりも演出を優先しているのはラブライブ!を思わせるけど、これもサンライズの別側面か……
二話のミオリネ(銀髪)が父に直談判するシーンとか、従来のガンダムなら会うことすら出来ずに終わると思うのにダブスタクソオヤジだもの。

富野ガンダムと比べると――

・理不尽さはあるけど、バイタリティで跳ね除けるのが富野。
・ご都合主義で跳ね除けるのが水星の魔女。
・いっけん無駄にしか見えないけどキャラの生活が垣間見えるカットが重要な意味をもってきたりこなかったりするのが富野。
・必要ないカットの拾捨選択がギチギチにしてあるのが水星の魔女。

――というような感じ。

ただ、今後のシリアス展開に対する伏線も散りばめられており、自分のようなおっさんが期待するアレコレもあるので、子供騙しにならない良い塩梅だと思う。

新しい時代を創るのは、おっさんではなく今の子供たちなので――子供のついでにオトナも楽しめるコンテンツになっていくといいなぁ。

女性主人公はお好きですか?

自分は女性主人公の作品が好きではない。
主人公に感情移入してしまうタイプなので、恋愛事情があると男に追われている気がしてちょっと「しりあな確定……うっ」となるケースが多々あるからだ。

それが一話で百合確定して大勝利だと思っていたら、二話で牢屋に入れられたタヌ子に短パン小僧が食事を差し入れして恋に目覚めそうで怖いんだけど……

ぐ、ぐあああああああああ。

短パン小僧のキャラが中性的に描かれているので、男の娘に見えなくもなくヒロインと恋のライバルになりそうでこわい。

それに、一話で解体されたディランザのパイロットくんがコラ沢ポジションを与えられたキャラならタヌ子に内心惚れる展開もなくもなくありそうですっごい怖いんだけど……改心して銀髪ヒロインNTR展開もあるのか?

もう、なんというか、作品として百合の間に挟まる男を警戒する作業が始まってしまって没入感が削がれるので早くヒロイン確定してほしいです。

あと、自分が作品見ていて気が散ると思うのが半端に導入されたポリコレ要素だ。
元々ガンダムは多国籍で人種もバラバラ、地球という大きな括りで人類みてたトコあったんだけど、なんか露骨になって引っかかるというか……
悪いことではないんだけど、ディズニーの前例(人種に配慮して原作を無視したキャスト選択)とかがあるせいで作品の足枷になってる気がして印象はよくないのだ。

イケメンパラダイス

二話のCパートなんなんだよ、ダリルバルデくっそカッコよすぎて鼻血でるわ。

形部一平氏のデザインはいつだってボクを虜にするんだよなぁ!
ムーンガンダムも、キマリスも、Gルシファーやダハックも、もう全部最高なんですわ。

ところで、このダリルバルデはいつ発売する?
え? もう予約できないの糞すぎじゃない?

くそがあああああああああああああああああああああ転売ヤー○ねぇえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええよやあああああ!!!!!!!!!!!!!1111

――これに限らず、水星の魔女はモビルスーツはデザインが良すぎる。
主人公のエアリアルくん、はじめて公開されたイラストでは刺さらなかったけど映像で動くとかっこよすぎるし、ガンプラでいざ立体化するとマッシブでくっそカッコよすぎてイケメンなので完全に惚れてしまった。

赤目で作ったけど、この悪そうな顔……最高かよ。

嘘みたいだろう? 墨入れとガンダムマーカーで目を赤色に塗ったぐらいなんだぜこのプラモデル……かっこよさのあまりため息でるわ。

もう、今後のストーリーがどうなろうがメカデザインが最高すぎて戦闘シーンだけ神作画ならすべて許せる気がしてくる。

元気のGだ!

拙僧、富野由悠季大好き人間なので……水星の魔女を見た人に、Gのレコンギスタも見てほしいとか思ってしまう派閥でして。

主人公のベルリ・ゼナムはタヌ子と年齢が同じだし、キャピタル・ガード養成学校に通っているという設定もあって実質の学園モノですよ!
親が権力を持っているし、本人は独裁者パックだし……

ヒロインの健やかなノレド・ナグさんも嫁ぎ先を探している立場なので、実質の花嫁でしかないので本当におすすめです。

まずは、まずは1分この動画をみてほしい。
モビルスーツ戦もいいですよ、マジでいいですよ。(劇場版描き下ろしカットなので作画レベル的に反則ですが)

おわりに

水星の魔女、親の言いなりな主人公に対比するようなヒロイン配置していたり、因縁あったりで序盤なんだけど伏線の回収が待ち遠しい。

ガンダムというコンテンツがツイッターで盛り上がるだけでも嬉しいので、売れてコンテンツ全体で盛り上がってくれと願うばかりである。

え?
なんかテレビ放映の合間に挟まれたバトルアライアンスってゲームが神ゲーに見えるんですか……

ふふっ、クs


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