中古本の探し方

本を探したいと思うときはあるだろう。

特に中古本は古いものは情報が少なくて探しにくいということがあるかもしれない。

そこで自分が考えている、主としてネット上における古本の探し方を紹介する。

1 オークションサイトを見る
オークションサイトでは古本が出品されていて、大体は画像つきで情報を掲載している。中には出版年数など、中のページが掲載された画像を載せることがあり、それを使わない手はない。何故かと言うと、それを駆使することで本の状態をある程度想定できたり内容の把握ができたりするからである。断片部分でも貴重なので積極利用してみるのがよさそう。

2 中古書店から販売されている古本を確認する(中古書店のサイトを使う)
中古書店では近年はweb上でのみ販売する所が増えてきている。そこで販売している本は基本的に出版年数や本の状態など基本的なことが書かれている。ある程度の情報が書かれているので支障はないことが多いが、たまに記載ミスなどの抜け落ちがある可能性も少なからず抱えているため、不安であれば運営者にメールを送るなどで質問してみるといいかもしれない(上手くいけば画像を添付してくれるので本の状態の確認にも使える)。ただ書店名が分かっていないと使いにくいのが難点か。

3 古本サイトを使う
これが一番やりやすいと思う。中でも「日本の古本屋」というサイトは日本全国の中古書店が販売可能な本を掲載していて、書名の検索を使うだけで関係する商品が検索結果として出てくる。メール送信できる機能も備えていて、質問する際にも有用である。

また、中古の文庫本に関しても、私が考えている有効な手法を以下に記してみる。

[文庫本の後ろにある既刊目録を利用する]

これは古い文庫本を収集したい場合、非常に使えるやり方である。古本に関する情報は古すぎるとなかなか情報が集まらないことが多々ある(品切れや絶版になってからの年数が長ければ長いほどその傾向はより強まると思っている)。そこで、本の後ろにある既刊・新刊目録を使って読みたい・入手したい本のリストをあらかじめ作っておくことで後から見直したり絶版になっていたりしている作品を知ることが容易となる。


流れも説明しておく。

1 まず適当に古い文庫本を入手(戦前期など、古い文庫本ほどなかなか見ない・知らない作品を探しやすくできる)
2 ページ後ろにある目録があるか確認(無い場合はあるものが見つかるまで入手に挑戦してみる。安い物では100~500円以内で手に入る場合がある)。
3 文庫本の後ろにある目録を使って作品名を何らかの形で保存しておく


特に戦前期など、かなり昔に展開されていた文庫レーベル(改造文庫など)所収の書目を知りたい場合には欠かせない(何せ絶版になってから久しく、関係する情報もなかなか集まらないため)。もし見つけたら何かしらの方法で保存しておきたい。

ネット上での古本は状態が分かりにくいのもあって不安に思う方もいることだろう。しかし出品者に質問することはできるので、不安に思う方は積極利用していくことをおすすめしたい。そこで質問することをすすめる内容は出版年数・状態(焼け具合など)・刷数である。特に出版年数と刷数は改版などで内容が変わっている場合があるためで、特に文学関係の作品は注意したい。

以上が主に自分が考える基本的なネット上での文庫本を含めた古本の探し方である(もしかすると他にも方法があるかもしれないが)。

~追加~
古本の画像を掲載しているサイト、たとえば古書購入できるところ(日本の古本屋など)とか一部のオークション出品されている文庫本の画像も入手に必要な情報源になり得るからできることならチェックしておきたい。また、古書サイトに出品している古本屋に状態確認という理由をつけて画像提供できるように質問をしてみるのも1つの手(出版年や刷り数がいつかを同時に尋ねるとなお効果がある)。文章から状態判断しづらいと考えたら試してみるといいだろう。


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