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大きくなった娘との関係

さいきん、妙に "父娘仲" が良い。

春から大学生になる娘と父親が仲良しなのは、親離れ子離れの観点からいえば「おかしい」のではないか、という意見もあるだろう。しかしそうなってしまっているのだから仕方がない。

もともと、私は子供たちが小さい頃から「子供たちそれぞれ」と出かけることが多かった。(それは妻と子も同じだ) (3人や全員で出かけることも勿論多かった)
私は息子とは2012年 (息子が5歳) くらいから映画館にしょっちゅう行っているし、二人でキャンプをすることもある。娘とも映画は観に行くし、買い物に出かける (もろんお財布的な役割でもある)。
子供たちは我々親と遊んでばかりいるわけでもなく、もちろん友人たちともたくさん遊ぶ。

去年は娘と二人で京都・大阪旅行に2泊3日で行ってきた。この3日間は、娘にとっても私にとっても、人生のイベントで最高レベルの楽しさだった (とお互い言い合っている)。

娘いわく、私との旅行が楽しい理由はこうらしい。
「歴史建造物や大自然などの風景を、私と"同じような" テンションで感じて、その感動を同じような表現で伝えあえる (そして、わかりあえる) 他人はパパだけ」

あるいは「旅行前のワクワク感」「帰ってきてから何度も思い出にひたって語りたくなる感傷的なところ」といったことを "味わえる" 相手だと。
私はそういう相手がこの人生で娘だけではないが、娘に対しては同じように思っている。
「きれい!」「ヤバい!」「美味い!」「エグい!」「言葉にならない!」みたいな浅い語彙を連発しあっているが、こと旅においては、心に生じる反応がそっくりなのだと思う。

「感受性が近い」人が身近にいるというのは、人生を色鮮やかにする大きな要素だと個人的には昔から思っている。京都旅行はこの似通った感性のおかげで宝石の記憶となったし、この経験のせいで今後も "ふたり"で 出かけようとなっている。じっさい来月には福岡旅行を企画している。

果たしてこの親子関係が良いのかよくないのか、そんなことは実はどうでもいい。親である私も子である娘も、楽しい思い出を積み上げているだけだ。何か弊害があるのか? 娘は "この" 挙句独身人生になってしまうのか? そんなことはわかりようがない。人はすぐヨソの家庭に文句をつけたがるけれど。

親バカというか親ノロケみたいな文章になっているが、子供って何歳になっても最高にかわいいものだし、年齢が大人同士になったら、それはそれで味わうポイントが変わって良いものだなぁ、と。

何年か前は息子こそ最高だ、と書いたけれど、やっぱり娘も最高だ。





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