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マメルリハの25時間留守番後

前回は我が家のマメルリハ・シャルが、自宅で一羽ぼっちで25時間の留守番をせざるを得なくなった経緯と置いて行かれる直前の様子を書いた。

今回は25時間の留守番をした後のシャルの様子について紹介する。

シャル、生きてた!

今回は仕方がなかったが、やはり小鳥を見守る設備がないまま一羽で留守番させるのは、人間にも心理的負担がかかった。帰りの新幹線の中で、母はもちろん、動物嫌い・鳥嫌いという事実を公言して憚らない私ですら心配した。

帰宅後すぐシャルを見に行くと、鳥籠の中の定位置にシャルがとまっていてほっとした。生きていて良かった。もちろんシャルは怒っていたが。

私が鳥籠の中のシャルを見ると、身体を反らせてこちらを見ないようにそっぽを向いていた。母と二人がかりで「シャル、ごめんね。ただいま。一羽でよく頑張ったね。」と声をかけたけれども。

シャルの小言

25時間の留守番の間、鳥籠の中にいたシャルは当然いつもの籠外活動(=放鳥)をしていない。人間たちが帰宅後落ち着いたところでシャルを鳥籠から出した。

シャルは鳥用アスレチックに一目散に飛んで行き、キッキッと厳しい鳴き方で鳥用アスレチック内の餌入れに所定の餌を入れろと私に要求した。その餌をバリバリ食べながら「ピピピピッ!」と文句を言っていた。

シャルをなだめるため、母と私はシャルの文句タラタラな鳴き声がするたびに、
「ピピピピッ!」
「そうだね、シャル大変だったね」
「ピッピッ!ピピピピッ!!」
「そうだったの、よく頑張ったね」
などと相槌を打った。

後から来た母に「瀬鴉に餌もらってない!」とでも言うように、普段はもらえないひまわりなどの追加の餌を要求した。母は実情をわかってはいたけども「餌が足りなかったね~」などと言いながらシャルに餌をあげていた。

鳥用アスレチックで餌を食べたり、小言を言ったりしてひとしきり過ごし終わると、日当たりの良い窓辺に移してもらった鳥籠に暖を取りにシャルは戻って行った。その後は日常に戻ったことがわかったらしく、落ち着いていつも通りだった。

慌てたシャル

25時間の留守番が終わった翌日。楽しくはない1泊2日の弾丸旅行から戻ったポンコツの私と母は、午前中はゆっくりしていたが、近所に用事があり午後は重い身体を引きずって出かけようとした。

ちょうど一昨日前の25時間留守番が始まった頃の時間だったためか、私たちがコートを着ても荷物が少なかったにも関わらず、シャルは慌てて心配そうに鳥籠の中から首を左右に動かして様子をうかがっていた。

それなりに25時間留守番はトラウマだったようだ。かわいそうに。ごめんね。

※注意※
小鳥を一羽で長時間留守番させるのは、
不測の事態に対処できないので
決しておすすめしません。
今回の稲生家の場合、やむを得ない諸事情で
誰かに頼むこともできず
シャル一羽での留守番になりました。
可能であれば信頼できる方に
お願いしたかったです。

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