オブジェ制作 Vol.02
こんにちは!陶芸家の長谷川園恵です。
前回宣言したブログの更新!2回目。制作で追い込まれたらどうなるかわかりませんが(早くも気弱)、できる限り頑張っていくつもりです!!
さてさて、前回のブログでオブジェ制作に悩んでいる話をしましたが、初心に帰りテストピースの制作からコツコツ取り組むことにしました。とはいえ、今までと違う雰囲気のものを作りたいのだから、テストピースからだよね...。当たり前のことを思い出した私。そりゃそうだ(笑)
土は2種類、さらに化粧泥・下絵具・釉薬など色々組み合わせを変えて、イメージを固めていきたいと思います。
以前、公募展に出品するような大きな作品を制作していた時は、「地球が滅亡する前の最後の風景」のようなのイメージで制作に取り掛かっていました。自分の中の負の感情や、朽ちていくものの中にある美しさみたいなものを表現したかったんですね。オブジェ制作に取り掛かるとものすごくパワーを要して追い込まれ、メンタルが削られる面があったからかもしれません。出来上がった作品を見た家族が精神状態を心配していたほどでした(^-^;
美大でデザインの勉強をしたわけではないので、造形や色味など粗削り感が全面に出ていたせいもあるのかな。
ですが、出身地である仙台も大きな被害を受けた東日本大震災や、出産・子育てを通して、あえて破滅的な暗い作品を作る事に抵抗を覚えるようになりました。せっかく「陶芸」いう自然のものを使って表現ができるなら、土の温かさや力強さ、希望をちゃんと感じられるものにしたいのです。
かといって守りに入ったような作品に落ち着くのもまだ早い!!!あがいていたいとも思っております。
完全に納得のいく作品はできなくて当たり前、満足したら終わりとは思いつつ、なるべく近づきたいとの思いで作陶に臨みますが、日常のあれこれに追われ、作陶だけに集中できないのも現実。自分の要領の悪さにうんざりすることも多々...(/_;)
しかし、ウダウダ悩んでも仕方ないので、どこまでできるかわかりませんが今できるベストを尽くすのみ!そんな気持ちで取り組んでいきます。
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