実名アカウントのSNSやブログを持つ理由について考えてみた
インフルエンサーやネット芸人やと呼ばれる方々の多くは何かしらの相性を持ている方や、そもそも活動名がニックネームになっている方がとても多い昨今ですが、私は全てのアカウントを実名で利用しています。
今回は何故ネットに実名で名乗りを上げているのかについて、1年ほど続けてきて感じたメリットとデメリットと共に文字起こししていきたいと思います。
1. 実名アカウントのメリット・デメリット
メリット
・知名度
・抑制
・営業活動になる
デメリット
・知人に知られる
・自由な発信ができない
・プライベート以外の何かが含まれる
実名アカウントはそのアカウント活動の成果が直に自分に蓄積されます。逆に言えばアカウント活動の負債も直に蓄積されます。
ここで重要なのは「直に自分に蓄積される」ことです。
蓄積される負債を理解する
一長一短かもしれませんが、例えばアカウント活動で誰かの悪口を言ったり自分の悪い部分が露見すれば、それはネット上に一生残る爪痕として負債を蓄積してしまう大きなデメリットを持っています。
このネット上に一生残る爪痕を一生変えることのできない自分と言う存在に蓄積していくので、そのデメリットをよく理解した上でメリットを見てく必要があると私は考えます。
2. 直に自分に蓄積される活動
私の例で見ていきましょう。
私の最も得意とする分野は「雑学、歴史、トーク」の3つです。
しかし、私は現在この3つを全く生かせないwebエンジニアと言う道を選択しており、多くのアカウントはこのwebエンジニアとしての活動を背景とした運用となっております。
何が蓄積される?
現在私に蓄積されているものは、「あいつ何か変わっててオモシロイかも?」程度の認識です。もっと具体的に言うとエンジニアとしての価値は全くもって興味を持たれていません。
これで本当に良いのでしょうか?
認知が上がれば後で塗り替えられる
実名アカウントでの活動で認知だけは着実に広げられています。仮に実名アカウント活動をしていなければ堀川登喜矢という人間を認知している人はエンジニア界隈に100人もいなかったことでしょう。しかし、少なくとも今は1000人以上の方が私を認知してくれているのでは無いかな?と思える段階まできました。
そして、私達は生き物なので変化する事ができます。
変化すると周囲の認識が変わります。
つまり、自分の頑張りや目指す方向次第であとからいくらでも塗り替えられるのが認知です。まあ、初対面のイメージを変えるのには約3年掛かるらしいですけどね。笑
<注釈>
疑問や反論が思い浮かんだ方は是非とも最後まで読み進めてください。
錯覚資産と実力についての考えは下記以降で合流します。
広告を打つ?営業活動?
実名アカウント活動はいわば広告を打つことに近いと思います。かのメルカリも出始めの当初はきな臭い印象が強く出資金を広告につぎ込んで認知を勝ち取った事で今があります。
次にDMMについて考えて見ましょう。
DMMといえばアダルト系の日本最大手です。しかし、DMMはこれからアダルトの名前を強く押し出すのは別事業にもダーティーなイメージが影響してしまうためDMM.R18をFANZAというサービス名に変えて運用する方針を決めました。
ここで何を言いたいのかと言うと、
1. 認知される事の重要性(広告)
2. 認知されるイメージ(営業活動)
上記2項目を1→2のフェーズで魅せ方を考えて行くことで実名アカウントは強力な宣伝媒体であり、営業活動の飛び道具でもあるということです。
3. 認知のフェーズについて
(認知のフェーズ1)まず知ってもらう
皆さんはAKB48や嵐やEXILE系の音楽を聞いてどう思いますか?
更に言えばテレビなどでよく聞くアーティストの音楽を聞いて
どう思いますか?
人はよく聞くものに親近感や興味を示す
オモシロイですよね!よく聞くだけで人は親近感や興味を示してしまうそうです。特定の芸能事務所に所属するタレントさんのパワーがどんどん上がっていっていたのもうなずける仕様ですね!
しかし、それが宣伝(広告)です。
最近の流行り言葉の錯覚資産とでも言い換える事ができます。
まず認知を広げる事で自分の活動に興味をもってもらう事ができるので、認知のフェーズ1ではまず多くの人に認知されることの重要性が大切になります。
(認知のフェーズ2)コンテンツの質
認知のフェーズ2をエンジニアとして想像してみましょう。
1. AさんというアカウントをTwitterやQiitaで見かけた。
2. よく見るAさんの発信を追いかけてみた。
3. Aさんはオモシロイことをしていると思った。
4. Aさんは信用できる。
<注釈>
認知のフェーズは1と2が逆転することが当たり前の世界です。むしろ1→2は人為的に作る認知なので本来であれば2→1→2が正しい形です。
さて、認知のフェーズ2は上記の2〜4を繰り返す活動になります。そのためオモシロイ発信をコンテンツとして出し続けなければなりません。エンジニアでアレば技術記事やGitHubに上げてスター数を沢山もらえるものを公開するなどです。
コンテンツの質はスタート時点からコツコツと磨く
エンジニアで言えば技術力です。
いくら思いろい発信をしていても中身の無い人間ではコンテンツに深みがなく長期的なファンになってくれる事はありません。
しかし、全く知らない人の技術力なんて分かるわけもありません。
そのため、技術力(コンテンツの質)は誰にも知られる事がなくても地道に積み上げて行く必要があります。そして、どこかのタイミングで技術力と認知度が求められる段階まで上り詰めた時にリターンが帰ってくるらしいです。
私はまだその臨界点に達していないため片鱗もうかがい知ることができていません。。。
4. コンテンツの質を上げるにはリアルにフォーカスする
よくわからないカタカナ語を連発してみましたが、ようはネット上の発信ばかりに目を向けず、現実世界での活動に力を入れる事でコンテンツの質は自ずと上昇していくってことですね!
私の話であれば、仕事と技術についてもっと深く理解する事です。
更に具体的に言えばオープンソースフレームワークであるLaravelやRailsを使いこなすことや、言語であるPHPやRubyをもっと理解する事でアカウント活動としてのコンテンツの上昇を見込めます。
とても単純で良いですね!
「実名アカウントを作って技術の理解を深めるだけ!」
これが実名アカウントをうまく使いこなす最大の要点です。
もちろんアカウント活動は忘れてはいけませんけどねw
まとめ
・負債の蓄積を理解しよう。
・認知のフェーズをうまく使おう。
・お仕事やお勉強はとても一生懸命がんばりましょう。
・頑張ったら実名アカウントに蓄積しよう。
アカウントパワー = 認知 × 実力
1996年生まれの渋谷周辺で働くwebエンジニアです。鉄道業界に居たり営業マンをやったりとフラフラしていたおかげで血縁者には心配されていますが、誰にも理解されなくとも高校3年生の時に思い描いた設計図の通りの行動を貫き通す変人です。どうもよろしくお願いします。