どうして、私だけがこんな目にあうの(閲覧注意)
金曜日は14時に仕事が終わりました。北緯55度エディンバラの11月17日であれば、日の入り16時、つまりいつもなら帰る時には暗いんですが、14時はまだ明るい。明るいうちに帰れるのって嬉しいんだなあ、なんかニンゲンらしい生活ってこういうことなんではないだろうか、しかも毎日雨の11月にしては空が青い。午前中の外来はあっさり時間通りに済んだし、入院患者さんも全員回診したし、治療プランも立てた、忘れてることがないか再確認もしたし、同僚と世間話もした。今日の晩御飯は何にしよう . . .
そしたら病院の駐車場に停めてあるワタシの車 . . .
いや確かに道路の凍結防止剤のせいと往復100キロの私の白い車はいつもクリーム色に近いけれども、何この鳥のフ〜〜〜〜〜ン
冷静に写真に撮り、周りを見るけれど、こんなことになっているのは私の車1台だけなんですから。周りの車、全部綺麗なんですから。どうして私の車だけ狙い撃ちだったんですかね。もしかして狙われてる?呪われてる?嫌われてる?
これはもう、一目散に帰りたいです。誰にも見られませんように、「見た?XX先生の車マジ汚いから。あり得ね〜」と言われないうちにそそくさ退散です、帰り道にあそこに洗車に行こう。
運転は片道1時間、対向車や追い抜く車にガン見されるんじゃないかとヒヤヒヤ。しかし気になる、しかし汚い。
この車は2020年に購入しました。それまで通勤は汽車を使っていたのですが、2019年コロナ禍となった時に全国ロックダウンで誰も通勤しなくなり汽車が半分以下に減便されてしまったため、ほぼ時間内に通勤できなくなり慌てて購入したものです。明日からロックダウンですよ、というアナウンスの中、最寄りのToyotaに電話をして、「今から行くんで、今日買いたいんです!プリウスだったらなんでも」とびっくりするToyotaのおじさんたちから爽やかにプリウス決めうち中古で買いました。そうでなければ車を買う時にあえて白をチョイスすることはなかったかなあ、ブツブツ。汚れが目立つじゃないか!
日本にはガソリンスタンドに当たり前にコイン洗車がついているところがたくさんありますが、こっちのコイン洗車は大抵の場合「out of order」となっているところが多く、ていうか、もうこっちのコイン洗車そのものがどうやってどういう仕組みになっているのかちょっと怖くて使ったことがない。自分で洗車することも時々あるのですが、そんなに汚くなければ大体放置。どうしてもの時には行く近所の洗車場は今の時代には日本では珍しいだろう手洗いです。
この手洗い洗車場、1回現金払い5ポンドです。どうみてもスコットランド人ではない、多分中東?の男性たちが非常に手早く、丁寧に洗ってくれます。想像するに冬にも冷たい水を浴びながらこんなに一生懸命働いてくれるなんてもしやシリア難民なんではないかと(根拠はない)、気の毒でつい家に帰ると小さい子供がいるんだろうか、ちゃんとお給料もらっているだろうかと気になります。
いつもだったら何も言わずに洗車が始まるのに今日はカタコトみたいな英語で 彼「do you want wash ?」とまじまじと聞かれ、私「ah yes, please」彼「8 pounds then, 8 pounds!」と交渉してきたのはまず間違いなく私が死ぬほど洗って欲しそうな顔をしていたからだと思われます。
まあ、思うに、悲惨な夫婦喧嘩とか記事にもならないようなひどいめに合うよりもこうやって写真に撮って記事にできたからよしとしようではありませんか。こういうのって、ネガティブな出来事を→noteに書くという行為で→ポジティブに変換できたいい例と言ってもいいのでは?
人生、いつもいいことばかりとは限らない、思うに、いいことと悪いことはほぼ交互にやってくるし、いいことと思ったことが裏目に出て悪いことに変わる二面性多面性もあるわけです。もし、「どうしてこんな目に」というようなネガティブなことに遭遇した際には、結構、こういうふうにnoteに書いたり、泣いてたらカラスが1000円札を落としていってくれたり(しないな)、ポジティブ変換の努力をしたいと思ったわけです、それってなんか美しいよね。
皆さんも良い週末を〜。
サムネは新しいAI機能で作ってもらった、いいね。
いつもありがとうございます。このnoteまだまだ続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。