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小さな世界

みなさんはmicrocosmos(邦題:ミクロコスモス)という1996年の映画をご存知でしょうか。

”監督・脚本は生物学者でもあり、数々の著作や映像作品で自然界の驚異を紹介しているクロード・ニュリザニーとマリー・プレンヌーのコンビ。96年カンヌ国際映画祭高等技術賞、96年セザール賞で最優秀プロデューサー賞、撮影賞、編集賞、作曲賞、音響賞の5部門をそれぞれ受賞” (Wikipediaより)

”大自然の中に生きる数十種類の昆虫とその回りに共存する植物や鳥たちの姿を、美しい映像と華麗な音楽で描いたドキュメンタリー映画。人間の目には映らない小さな生き物たちのそれぞれの生態を、ダイナミックにリアルに活写している” . . .

まさに、ミクロコスモス、またはマイクロコスモス、小宇宙というのか、小さな世界という意味ですが、今回改めて、全く山林内の「小さいもの」をあまり気にして来なかったことに気づきました。大きな木々、地面を埋め尽くす壮大なクマイササ、ホオノキの巨大な落ち葉、雪解けの季節はすごい速さで流れるミルクティー色になる小川、夏のセミ大合唱、そういうところから一歩先に知らなかった小さな世界が広がっていました。

コウモリ調査の時にも、(多分)自分の無知さゆえの大発見、たくさんの種類のコウモリの数々に大興奮をしたものですが、今回も私はこの小さい世界に案内され、山林の見方が一気に変わりました。最初は生き物を次々と見つけてくるクレイグに、え???どこにそんなものがいたの?と驚いていましたが、調査日を重ねるにつれ、葉っぱのかげ、ササの裏側、目の片隅にチラリと映ったような気がする小さな動きの正体を追うことができるようになってきました。まじ、面白い。

10cmもある大きなカブトムシはむしろ例外。虫の世界はマイクロコスモスです。

葉っぱの裏も見落とさないようになりました
ツルツル系は簡単に見つけられる
これってコガネムシ?(幼少時の記憶シカナイ)
こちらはマット仕上げ
小さく
素早くて小さい
クレイグがふるいをかけ見つける小さいもの
虫取り網にかかるさらに小さいもの
もっと
もっと小さく

大きかったら怖いデザインのものも、小さいからこそ結構許せますからね、だって精度の良いカメラでどんどん拡大すると、形そのものだけでなく、アンテナ(触覚)が、毛が、足が、模様も色もすごいことになっているので、とても頭が追いつきません。肉眼で見えるくらいの「ちっさ〜」と呟きながらお付き合いするくらいが初心者にはまだまだちょうどいい。



そうはいってもやっぱりハイライトは蝶々とトンボ。

赤トンボ→頭が赤いのと赤くないのと2種類いる
ミヤマカラスアゲハ キャッチアンドリリース
でかいトンボはやはりかっこいい(←語彙力に乏しい)


そういうわけで、私、虫好きクラブに足を突っ込みつつある状態でございます。

今では寝巻きTシャツもクモ付きです!

ブローチ風


いつもありがとうございます。このnoteまだまだ続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。