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3週間振り返りメモ

やりたいことがたくさんできたので、一時帰国の日本は本当に楽しかった。諸々の残った写真をまとめて前後関係なくアップしておきます(メモとして)。

金のフェットチーネ

パスタは日本製のものはうどんとかラーメンとか日本人向けの麺の食感に似せて作られると聞き、日本製パスタをほぼ買ったことがなかったのですが、パスタが食べたいという夫に仕方なく付き合い近所のスーパーでこれを購入。普段は(英国では)500gのペンネとかショートパスタを買って2回分の食事が作れます(2回目は大体お弁当、または、penne al Forno=オーブン焼きになる)。

ソースは生のトマト(缶トマトより絶対に美味しい)を大量に使います。
300gの麺に対して、ガーリックもたくさん。鷹の爪はドライのもの(これくらいだとピリピリ感はほとんど感じません)、この後切ったトマトを入れるだけ
(期待してなかったけれど)パッケージの通り、生パスタのようで美味しかった。
300g二人で全部食べました。

帯広ホテルヌプカと馬車Bar

ドーナツ化が進む帯広中心部の古ホテルが改造されて生まれ変わったホテルヌプカ。ヌプカはアイヌ語で原野という意味だそうです。

総支配人は坂口琴美さんで幕別町出身。友人の友人で、我々のことも色々気にかけてくださいます。ヌプカのロゴデザインは佐藤史恵さん、彼女も幕別町出身。佐藤史恵さんは以前、うちのコーヒー沼へのハマり方(特にその時は自宅でコーヒーローストをしていた)にご興味を持ってくださり、インタビュー・記事にしてくれたり、ホロカトマム山林まで遊びにもきてくれました。

坂口琴美さんのプロジェクト、帯広ホテルヌプカの馬車バー:ばんえい競馬(*450~1トンの重い荷馬車を引いて、2つ山越えを競走する競馬。山は第1障害:高さ1m、第2障害:高さ1.6mで、2か所目が特に大変そうで馬がそこでストップしている様子を何回も見たことがあります、個人的にはちょっと辛い。)は普通の競馬のうまと違いばん馬で大きさは2倍、ペルシュロン種などの種類の馬を使っていますが、競技からリタイヤした馬を再利用するために考えられたニューイベント。

人気も高く評判もいいみたい!さすが琴美さん。

3300円で飲み物、おつまみ、ガイド付きで50分市内観光ができる
ホテルヌプカ

フォーチュンベーグル

南富良野にあるベーグル屋さん。予約をしないとすぐ売り切れてしまう人気店。ここのベーグルが大好き。

今日も売り切れ
空知川のほとりに建ついい感じの古民家
もっちりどっしり食べ応えのあるベーグル
サーモンサンドにしてもらってマッシュルームスープと食べました。
全部で12個買って帰った

Lotte  ZEROアイス

これで砂糖ゼロはすごい。目隠しされたら普通のアイスと区別できないかもしれないちゃんとした甘さ。

満足感◎

南富良野カーリング場

フォーチュンベーグルの隣。ホロカトマム山林がお世話になっているどんころ野外学校の目黒さんの娘さん(目黒萌絵さん)は有名だけども、北海道をはじめ全国にあまり多くはないカーリング場。オフシーズンのカーリング場をついでに見せてもらいました。カーリングはスコットランド発祥(1511年の刻印のあるストーンがイギリスのスコットランドで発見)でそういうところで繋がりも!

冬にトマムに遊びに来るとカーリング体験という遊び方もできる

大樹町

大樹町の「半田ファーム」と「陶」というカフェ。

「陶」の手作りアイスとミントティー
「陶」の花瓶、半田さんのパンとか

売りに出した家に残したもの

整理整頓、掃除、色々大変でしたが無事売りに出すことが出来ましたhttps://habitathokkaido.com/property/tokachi-woodland-cottage/

集めた石ころ(庭に捨ててもよかったんだけど)
薪割り斧、鹿の食器、電灯

家具、畳ベッド、そのほか色々次に使う人へ残したものたち。

和食

羽田空港で食べたおでんセットと脈絡はないけどもらった白菜の写真、和食ってやっぱり最高。
自宅で手巻き寿司を2回やった

カシワの木とアイヌ

北海道にも育つ広葉樹のカシワの木(オーク、Quercus)。あのカシワ餅の香り高い葉でお馴染みです(ただ、最近は中国からの輸入ものに頼っているとか!)。大きなカシワの葉は秋に紅葉し、冬の訪れとともに茶色く枯れて乾燥します。しかし、知る人ぞ知る、カシワの葉は春まで落ちずに枝についたままなのです。5月も中旬、まだ、去年の枯れたカシワの葉は枝に残っていて、風とともにカサカサと揺れています。

5月も中旬、カラ松はもう緑、でも去年の枯れたカシワの葉は枝に残ったまま

この枯れた葉が落ちないカシワにはアイヌの言い伝えがあります。

アイヌの人が和人と取り決めをした際(お金を借りた、とか土地に住む権利を主張したとか諸説あり)、「カシワの葉が落ちたらその約束を果たす(eg お金を返す) この葉が落ちるまで待ってくれ」という期限を設定したそうですが、いつまでたっても葉が落ちなかった。和人は、去年の秋には落ちるだろうとふんでいたのに、雪が溶け、春になっても、5月まだ葉は落ちていません。和人は枯れたカシワの葉を見てジリジリと待つだけ、新しい葉が完全に出てくるまで。

自然をよく観察しているアイヌのこの逸話が大好きです。いつまでも落ちない、最後の一葉 (原題:The Last Leaf オー・ヘンリーの短編小説) みたいです。

グーグル博士によると15世紀後半から内地人=和人の活動領域が広まると、和人が移住してきます。先住民の文化や生活様式を尊重しなかった和人に対して、1669年に、アイヌ側はついにその不満を爆発させ、ジブチャリ(現・静内町)の首長シャクシャインの指導の下に決起した(シャクシャイン戦争)そうですが、松前藩の謀略によりアイヌの敗北に終わります。

カシワの木の逸話のように、北海道先住民のアイヌは自然を観察と自然と共存する民族だったようですが、その知恵の多くは内地のやり方の前に滅びていってしまいました。

この葉が落ちるまで
この雪が溶けるまで

そういう自然と共にあるゆっくりとした時間軸がアイヌらしい。

カシワの木のことについてすごく素敵でわかりやすい記事を見つけたので追記


Mobal SIM card

日本滞在時にはMobalというところで30日限定のJapan SIM Cardを買って使っていました、他のトラベルSIMは電話番号がつかなくてデータだけなので、通話ができない、SMSができないなどの点があり、日本の携帯世界はまだなんか他と違うガラパゴスというか特殊だなあと思います。

Mobalは少し高いですが、普通に電話も会話もデータも問題ないので気に入っています、が。

英国に帰ってきてからこっちで使っているEE(夫はVodafone)のSIMに入れ替えをしたら、二人とも電話はできるけれどDataが使えない、という事態に陥りました。

EEに電話して、EEの持っていって新しいSIMを発行してもらったり色々しましたが、解決せず、Appleに持っていったら、MobalのSIMをインストールした際に残っているVPNがまだブロックしているということでこれを消去することで解決しました。


今度帰れるのはいつだろう。トランジットのイスタンブールで日本を懐かしんでいます。


いつもありがとうございます。このnoteまだまだ続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。