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わ た し の 聖 地

今日は私の聖地をご紹介します(これは私の保存版でもあります!)。

最高のお天気だったのと、うちの庭に1本だけ現れたオオバナノエンレイソウが密かに花開いたのを見て、ぴん。行くなら今日だ。ドキドキしながら電話をかけて行ってきました。園芸種ではない在来種のみ(奇跡だ)のこれ以上素敵なお庭は世界中探してもないと思います。

ここは、北海道はとかち南、大樹(広尾)(東京の広尾じゃないよ、念の為)にある太四郎の森です。泉さんという天才?神?がお一人で30年。看板もなく、ガイドブックにも載っていない、知る人ぞ知る。不定休で季節や天気によって行けるかどうかが決まってきます。電話予約のみ(泉さんの携帯 090-1305-9558)のご案内です。ガイド料1000円(10年前から値上がりしていない)。訪れることができたのはもう>7〜8年ぶりです。

写真たくさん撮ってきたのでお見せします。

まずはオオバナノエンレイソウの大群から
泉さん手作りの茅葺き屋根の茶室
オオバナノエンレイソウに囲まれた茶室で、眼下の小川を眺めながらお茶を立てる
こんなにオオバナノエンレイソウが密集して豪華に咲き乱れているところは
宇宙上地球上探してもどこにもありません
どうやったらこんなことになるんだろう?
(うちの庭に1本生えてきただけで大興奮だったのに . . .)
泉さんがガイドをして庭歩きを一緒にしてくれます。今回ご一緒したのはもう1組いた(札幌からいらしていた)ので、全部で4人、ゆっくりとおしゃべりしながら歩きます。写真みぎは泉さん
カタクリの大群(ユリ科)可憐で儚げに花びらを上にツンと咲かす
場所によっては終わりかけているカタクリも多かったのですが、ここは満開。今日がみごろ。
シラネアオイ(白に近い)
シラネアオイ(葵色)
敷地内にある泉さんのお家の縁側にもシラネアオイ
風が吹くとこの大きな花がふわりふわりと揺れて極楽のようです
敷地内には湧水がこんこんと湧き、サラサラと流れます。
この100%ピュアな湧水でたてるお茶が美味しい
黄色い花は綺麗なお水でしか育たないエゾリュウキンカ
エゾリュウキンカ
奥が泉さんの手作りの茅葺き屋根の家、手前がお茶室
自然が造る、最高のランドスケーピング
小川の蛇行の仕方、黄色い花の島、点々とたつ木々(主にハルニレ)、明るすぎず、暗すぎず。
お家の縁側から見たランドスケープ
小川がキラキラしています
夜になると月が川面に反射し、フクロウが鳴く趣だとか
今日、生まれて初めて聞いた、山荷葉(サンカヨウ)というお花。
雨に濡れると、透けてガラス細工のようになる!のだとか。うっわー神秘的。
https://icotto.jp/presses/16760よりお借りしています
2016年のイギリス誌Gardens Illustratedという雑誌にも載ったと見せてくれました
どのお花を見ても爽やかで控えめで愛らしいのがよくわかる
1年で終わってしまう園芸種と異なりみんな多年草
毎年、毎年、花を咲かせ、少しづつ増えるそのサステイナビリティも
私が好きな大きなポイント

帰りにオニグルミとイタヤカエデの樹液(そのまま飲む、温めてコーヒー・紅茶・お茶を入れる、保湿液として美容に使う)も買って帰ってきました。
美しすぎて、酔いしれて、帰宅後に自分の庭にうす紫色の花が点々と燃えている錯覚を見て、ああ、これが浄化なのかと思ったりした次第です。

いつもありがとうございます。このnoteまだまだ続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。