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自己紹介ノート一部変更のお知らせとおすすめ図書

この度、プロフィールページのトップにある自己紹介ノート『私というひと』の内容を一部変更しましたので、お知らせします。

変更内容は次のようになってます。

・その他発表サイトの追加
・noteマガジンの削除
・My Favorite…の本、マンガアニメ作品の追加と変更
 など……

・その他発表サイトはご覧いただければわかると思います。小説投稿サイトが増えてます。

・noteマガジンは以前掲載していた長編小説『夢翔ける』を全削除したので、内容を消させていただきました。削除した作品は現在エブリスタにてちまちまと加筆修正して連載中なので、よろしければこちらからどうぞ→https://estar.jp/novels/25508799

・My Favorite…は、最近読書が楽しいので、その中で出逢い、私の最高を更新した素晴らしい作品たちを追加しました。

多くの方に読んでほしいので、ここで少しご紹介しようと思います。

柴村仁『プシュケの涙』『ハイドラの告白』『セイジャの式日』『ノクチルカ笑う』

夏休みに校舎の四階から転落して亡くなった女子生徒・吉野彼方の死の真相を探り、受け容れ、抱えていく由良を中心に描かれた痛切な青春小説。
『プシュケの涙』『ハイドラの告白』『セイジャの式日』の三部作を通して、彼女を喪った哀しみが涙の跡のように心に張りついて、水彩のように淡く滲んで離れない。痛みは美しいものなんだとこの作品に教えてもらった気がしました。そんな痛みを抱えながらも、絵を描くことで彼は自分と向き合い、そして生きていく。
ストーリーはミステリー調に展開し、軽快なテンポとタッチで語られるので読みやすく、随所に光る綺麗な描写も魅力的です。特に絵の描写は引き込まれる美しさがあります。『ノクチルカ笑う』は由良がメインではありませんが、共通するテーマでもあるので、ぜひ合わせて読んでいただきたいです。

額賀澪『さよならクリームソーダ』

美大に入学したての友親と、掴みどころのない先輩・若菜。それぞれに心の傷、秘密を抱えた彼らのかつての悲恋、家族との軋轢、才能への渇望と絶望ー若者の痛みとその再生を描く青春小説。
淡い色に包まれているような、穏やかに流れる日々が読み進めるにつれて、哀しく冷たい色に劇的に変化していく様は圧巻でした。読後、物語の余韻が魔法にかけられたようにしゅわっ、と心を冷たく深く貫いて、何度も涙が出そうになりました。人生は切なく苦しいけれど、それでも彼らに生きていてほしいと強く願わずにはいられません。才能への憧れ、嫉妬、色んなものが入り雑じったどうしようもない感情であっても色彩豊かに瑞々しく表現されていて素敵です。創作者の方はもちろん、ぜひ多くの方に読んでいただきたいっ!

井上悠宇『誰も死なないミステリーを君に』

人が死ぬ運命に近づくと顔に"死線"が見える特異体質を持つ志緒と、その死を回避する手伝いをする佐藤が“誰も死なないミステリー”を作り上げる青春ミステリー。
設定に惹かれて読んでみたのですが、予想以上に面白かったです!設定を生かした軽快なミステリーかと思いきや、"罪と罰"というテーマを扱った重厚なメッセージが込められていて、読み応え抜群です!名前のこと、行動の意味、さまざまな伏線が回収されていく様は爽快で、読後改めてタイトルの意味を考えると泣きそうになりました。 絶対に読む価値があるので、ライトノベルだからと敬遠せず読んでみることをおすすめします!

ちなみに写真に添えてある文章は、Twitterでつぶやいた読了ツイートの文章です。小説好きな方は、よろしければのぞいてみて下さい。読んだ本の感想は随時ツイートしてます。

これからも自己紹介ノートの更新情報は随時報告していこうと思いますので、お付き合いいだたければ幸いです。(この機会に話しかけてくださってもいいんですよ……笑)最後まで読んでいただきありがとうございました。

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