上場できるビジネスモデルとは?~今どきの上場企業の事業内容~

がっちりマンデー(7/12放送分)
「こんな時ですけど…僕たち、上場しました!」

今回は、ここ最近上場した3社について紹介していました。
今の時代に上場する会社とはどのような会社なのでしょうか。


■酒の小売業(株)カクヤス
2019年12月に東証二部に上場したこの会社は、酒の小売販売をチェーン店展開している会社です。
都内を中心に172店舗、年商は1085億円とのことです。

この会社は、「23区どこでも」「1本から」「1時間以内に」「無料で配送」ということを売りにしています。

飲食店の仕入れは、前日に注文して、当日に配達してもらうのが通常ですが、この会社では、その都度、何回でも注文でき、すぐに持ってきてくれて、それが無料ということで、大きくシェアを拡大しました。

※このビジネスモデルについては、改めて解説して理解を深めたいと思います。


■雑貨メーカー「コパ・コーポレーション」
2020年6月東証マザーズに上場したこの雑貨メーカーは、昨年の年商は56億円とのことです。
この会社は以下のような商品を販売しています。
MUGEN COOL・・・振ると一瞬にして冷たくなるタオルで100万枚ヒット。
幸せなくもらないメガネふき・・ガラスを曇らなくする液体を応用した眼鏡拭きは、11万個の大ヒット。

この会社の特徴は、社員のほとんどが「実演販売士」ということです。
テレビショッピングなどで見かける人たちですね。

顧客と直接接することで市場のニーズに触れられ、また、プレゼンテーションにはマーケティングセンスが磨かれる効果があるのですが、それも商品開発に活かされているのでしょうか。


■血圧計の腕帯を作る「松屋R&D」
2020年4月6日東証マザーズに上場したこの会社は、血圧計のセンサー部分にあたる腕帯とエアバッグを作ってます。
血圧計の腕帯は世界シェア50%で、会社全体の売上は86億円とのことです。
この会社の特徴は、「縫う技術」にあるとのことです。

実はこの会社はオムロンと取引があるのですが、縫う機械はオムロンが買ってその会社の工場に置き、それを使用して製品を作っているのだそうです。


■上場するビジネスモデルとそうでないものとの差とは?
この3つの事例をご覧になってどう思われたでしょうか?(特に上2つ)

ITやAI、ニュービジネスといった「これぞ今の時代のビジネス」というものではないですよね。
むしろ、「ごく普通」の会社と言えるのではないかと思います。

でもそれが返って、「事業はやり方次第」ということを証明しているのではないかと思います。


そして、もうひとつ。
同じ事業で、上場まで行くものとそうでないものとの差って、それほどないですよね。
「ほんのひとつかふたつ程度」ということがこの事例から見て取れるのではないでしょうか。


ではその「ほんのひとつ」にはどうやったらたどり着けるのでしょうか。

それは、
トライ&エラーを重ねて自分の感覚を磨いていくことではないでしょうか。


頭で想像しているのではなく、
実際に試して、結果というデータを自分の中に増やしていくことではないかと思います。

そして、多く試すためには、「完璧を目指さないこと」ではないかと思います。


もしかしたら、「数打ちゃ当たる」なんてことなのかもしれませんね。


ご参考まで^^




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