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マイリアルワールド(修士生の冴えない日常)

 今日もいつものように家から徒歩1分のタリーズに行き、私はショートサイズのコーヒーをオーダーする。ショートとは言え、学生の私がコンビニの3倍もするコーヒーを毎日飲んでいるのはいささか不釣り合いな気もするが、仕方ない。そうやってこの現実を乗り越えるしか術を知らないのだ。

  私は都内の大学に通う修士生。現在、修論を書いている真っ只中。夏休みを楽しみすぎたようで、今はこうしてストレスまみれの日常を受け入れている。この一週間も、ずっと論文に取りかかっていたが、ついに本日の14時にプツっと集中力が途切れてしまった。

 昨日、頭を使い過ぎたせいかもしれない。私が頭をしっかり稼働させられる時間は、せいぜい3,4時間程度。なのに、昨日は少し無理をして7時間ほど集中していたらしい。脳のスタミナが低いことを自覚しているのに、ノリに乗ったら辞めるのが惜しくなるのだ。

 そんなこんなで、本日は、自分の脳のキャパを憂いながらも、あがくことを早々に諦めてしまった。一度落ちてしまった脳のスタミナは簡単には戻らない。気持ちは焦る一方だが、脳は動いてくれないので、しかたなしに、日記でも書くかと思いこれを書いている。

 もう、大学の単位は取り終えたし、後は修論だけなのだが、それだけだとかえって自分の修論に飽きてしまう。幸いにも私にとって書くことはそんなに苦ではないので、こんな感じで息抜きに毎日感じたことを書いてみようか。もしかしたら、日常が華やぐかもしれないし、出版社の入社前に文章力が鍛えらえるかもしれない。しかし、ともすると、自分の変わり映えのしない日常に虚しくなり、書くことを辞め、日記すら続かないのかと肩を落とす可能性だってある。

まぁ、未来のことなんて分からない。けれど、いつも分からないなりに、その時やりたいことをやってきたではないか。そして、それがコネクティングドットのドットになっていることが多かったではないか。

2021/09/25

Hinako

ヘッダー画像はAdobe Stockより


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